家族が集まる場所だから、開放的な空間にしたい！広いLDKを希望される方も多いのではないでしょうか。そんなLDKにする際のポイントは、キッチンという生活感をどのように空間として取り入れるのか。ここでは、広いLDKへ間取り変更した際に、アイランドキッチンへリフォームした事例をご紹介します。

LDKの空間に適したアイランドキッチン。お料理しながらも、家族の様子も見ることができるという点は何よりのメリットです。アイランドキッチンを選ぶ際のポイントは、何と言っても大容量の「収納」。
キッチンでも開放的な空間は魅力的ですが、きちんと整理・整頓することが大切です

施工：住友林業ホームテック株式会社

リフォームDATA

工事価格（総額）	2,252万円
工事価格箇所	リビング・DK・バスルーム・洗面室・和室・トイレ・外観
構造	在来木造　戸建て
築年数	築40年

キッチンbefore

自然と家族が集まるLDKではキッチンも視界に入る場合が多く、リビングの一部としてキッチン空間も繋がります。そんなキッチンに物が乱雑に置かれていると、せっかくの開放的で居心地のいいはずのLDKも一気に不快な空間になりかねません。そんな状況に陥らないためにも、LDKでアイランドキッチンにする場合は、大容量の「収納」は欠かせません。

今回のキッチンは、その収納もしっかり完備されたアイランドキッチンです。採用したのは「LIXIL（リクシル）」。スライド式収納が大量についているとのことで、常にワークトップに物を置かずにキレイな状態を保つことができます。

やはり整理されたキッチンであれば、急な来客時も安心できます。キッチン自体も違和感なく空間に溶け込むため、人を招いて楽しめるキッチンはまさに理想ですね。
楽しいLDK空間はキッチン（アイランドキッチン）がポイントになるのではないでしょうか。

空間を支える撤去できない壁は、コンロを隠しながら、キッチンとダイニングの仕切りとして活用。床材と合わせたヒノキを張ることで統一感も生まれます。

LDK空間のキッチンではもう1つ重要なポイントがあります。それは、扉などの材質を空間に合わせて選ぶことです。

木質の床に異素材のキッチンを配置すると、キッチンが妙に目立ってしまうことがあります。しかし材質を合わせることで、キッチンも1つのインテリアとして、空間に調和します。今回の事例では、梁や柱と合わせてダークブラウンをチョイスすることで統一感が生まれました。インテリアのカラーも全てダークブラウンで統一することで、インテリアの1つとしてキッチンも空間を彩るポイントとなっています。全体的に柔らかなベージュが基本の空間にダークブラウンを使うことで、落ち着きある空間を演出してくれます。

リフォームのきっかけは、高齢の母親がひとり暮らしをしている実家を二世帯住宅にリフォームするというご計画でした。住まい自体は築40年を経過していますが、父親と過ごした愛着のある家を壊さずに残したいというお客様の要望を形にしたリノベーションの事例です。

まず2世帯が安心して暮らせるように耐震性能は必須条件でした。今回は、お住まいの約半分を現状のまま残しリフォームすることから、制震ダンパーを要所に使うことで耐震性の向上を図りました。耐震性を向上させたことで、これだけの大空間（LDK）を可能にしています。

元々キッチン・ダイニング・リビングは途中に間仕切り壁がありました。またリビングなどと浴室やトイレの間には不要な空間が多くあったため、それらを全て取り払い大空間のLDKへ間取り変更しています。構造上、取り除けない柱や壁はそのまま利用し、キッチンのコンロ部分を隠すのに役立っています。アイランドキッチンの場合、油跳ねなどが気になりますが、残さなければならならない壁をコンロ周りに活用することで、手元も隠せお手入れも楽になります。普通であれば、邪魔な柱を有効的に活用したアイデアは参考になります。

こだわりの薪ストーブがLDKを印象付けます。

何よりこだわったのは、こちらの薪ストーブ。とにかく薪ストーブを楽しみたいというご要望に応えリビングの中心に配置しています。同居するご夫婦のご自宅にもあった薪ストーブ。住宅地ということで近所に遠慮しながら使用されていたとのことで、今回のリフォームで存分に薪ストーブを楽しめるよう工夫しています。

まずは、LDKの中心といえる位置に薪ストーブのスペースをつくり、常に傍で薪ストーブを眺めることができるようにしました。料理をしながらでも薪ストーブを臨めるので親子の会話が弾みそうです。また薪ストーブ上部は2階まで続く吹き抜けのため、2階にいながら薪ストーブを囲んで会話を楽しめるよう工夫しました。

薪ストーブ周辺の壁もオシャレな工夫が見られます。凹凸の質感豊かなタイルを敷き詰めた壁は、自然に積み上げられた本物の石を思わせます。ストーブの横には、欠かせない薪の収納スペースもしっかり確保されています。

デザイン面だけではなく、実用性も兼ね備えた空間で薪ストーブを存分に楽しめること間違いありません。

キッチンリフォームを考えはじめた方は、いちど専門家に相談されることも、失敗しないためには必要なことです。こちらでは、あなたのご計画に合わせて、最適なリフォーム会社をご紹介しております。お問合せはお気軽にどうぞ。