大人気のリフォーム事例で解説!
広々LDKへ間取り変更するポイント
広々としたLDKを希望する場合、細かく分類されている部屋の壁を撤去して一体化させる方法があげられます。少し古い間取りでは、リビング・ダイニング・キッチンがそれぞれ独立した間取りとなっている場合もあり、不便に感じている方も多いようです。
現在は広いLDKとして明るく解放的な間取りが人気。そのため、間取り変更などのリフォームで、独立した空間の壁を撤去し複数あった空間を1つに繋げて、広々としたLDKをつくる傾向にあります。今回はそんな独立した空間をLDKへ間取り変更した事例を参考に、リフォームする際のポイントや相場価格帯などをご紹介します。
掲載事例:R壁の内外(デザイナーズリフォームAwn)
CASE1 洋室2間を1LDKへ間取り変更し家事動線も改良
間取り変更によっては、LDKを実現させるには主に以下の3点の方法があります。
- 完全に壁を撤去して2部屋以上を繋げて1つの空間にする
- 壁を撤去して、その場所に引き戸を設置し状況に応じて変化する空間
- 隣接する和室の壁や障子を撤去してリビングと一体化させる
今回ご紹介する事例は家事動線などを考慮し、洋室2間をLDK空間へ間取り変更した事例。最も多く選択される間取り変更工事の1つです。参考としてご覧ください。
掲載事例:かわいくナチュラルなLDKリフォーム(株式会社アイジーコンサルティング FULL HOUSE浜松)
ポイント
2階部分に水まわりを集約し、家事効率アップ
2階に寝室や洗面スペースがあり、その近くにLDKを希望されていたため、2階へLDKを移動させることを前提に進める。
構造上、抜けない柱も上手に生かしたプランを実現
間取り変更などの際は、必ず壊せない柱や壁があります。今回も新しくキッチンとした横の柱は抜くことができず、飾り棚の一部として利用することに。
調湿効果の高いエコカラットを採用し、室内の快適性も考慮
無垢材の利用やエコカラットなど、動線だけではなく快適な空間づくりも重要です。
置きたいインテリアに合わせて、ナチュラルな空間に仕上げた
照明やソファー等こだわりのインテリアが決まっていたので、その印象に合わせた空間づくりを目指しました。
お施主様のご要望は、以下の3点。もともと狭くて暗かったキッチンやリビング・ダイニングを明るく広々とした空間にしたいという気持ちからスタート。
・狭かったリビング・ダイニングを広くしたい
・2階に寝室や洗濯スペースがあるため、近くにLDKがあると便利
・お気に入りの家具の似合う空間にしたい
before リビングになる前の洋室
残った柱を有効活用 飾り棚として生まれ変わりました。
\価格帯や工事内容など詳細も要チェック/
ここでは、LDKへの間取り変更を行う際に注意すべき点と、誰もが知りたい、LDKへのリフォーム価格の相場をご紹介します。
まずは、基本的なこととして2点。
撤去できる壁とできない壁がある
マンション・戸建てに関わらず、撤去できる壁とできない壁が存在します。撤去してしまうと家の構造を危うくする恐れがあるため、しっかり確認してから進めましょう。
マンションは事前に管理規約をチェックしましょう。
マンションの場合は、管理規約に則ってリフォームする必要があります。リフォーム内容によっては禁止されている工事もあるため、事前に確認しておきましょう。
<LDKへの間取り変更 相場価格帯>
L+D+K → LDK | 約100~300万円 |
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*リビング8畳+ダイニング6畳+キッチン4畳
間仕切り壁の撤去、壁・天井のクロスの張替え、フローリングの張替え、電気工事(コンセントの増設等)、キッチンの移動なども含めたおおよその価格帯。
壁とドアの新設 | 約10~25万円 |
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LDKへの間取り変更の場合は、100万円以上費用がかかることが分かります。
しかし、どの部分で費用が嵩むのか知っておくことで、コストダウンも可能です。
そのポイントを少しだけご紹介します。
水周りを移動する際は、工事費が高額になることもあるので注意
間取り変更の場合、水周りを移動させる工事は、費用が高くなる傾向にあります。LDKへの間取り変更リフォームの場合、キッチンに対する要望が多くキッチンの位置を変えることを検討される方が多くいらっしゃいます。
キッチンの移動はキッチン本体以外に、給排水管の変更や電気配線工事も行うことが多く、工程が大掛かりになるため、費用が嵩むケースがほとんどです。
また、独立型キッチンからアイランドキッチンにリフォームするなど、LDKにキッチンを配置する場合は、家事の際に出る音や匂いがリビングに伝わるほか、収納方法をしっかり検討しないと、どうしても乱雑になりがちなキッチンが丸見えになるデメリットがあるなど、リビング一体型の対面型キッチンならではのデメリットが気になる場合もあります。そのあたりのデメリットもしっかり検討しましょう。
普段使わない土鍋や大皿、寸胴鍋の収納場所をはじめ、普段づかいのカトラリーも、キッチンレイアウトを変更することで、大幅に変化します。
それらの収納場所もあわせて検討したほうが良いでしょう。
あわせて、シンクとコンロの位置を入れ替えると、慣れ親しんだ家事動線が逆になるので、慣れるまで普段の家事が負担になります。
つまり、LDKへの間取り変更の際に費用を抑えるポイントは、キッチンの位置を変えないこと。工事費用を最低限に抑えるために、覚えておくといいでしょう。
\価格帯や規模・工事内容などの詳細情報も要チェック!/
古い戸建てやマンションの場合、リビング、ダイニング・キッチン全てが独立した間取りが多く、日々の家事における動線で使い難さを感じて、間取り変更を検討される方も多いようです。
そんな悩みを解決するのに、リビング・ダイニング・キッチンを繋げる間取り変更のリフォームは確かに最適な方法ですが、単純に1つの空間にするのではなく、現在のライフスタイルに合わせて計画することが重要といえます。
例えば、キッチンから常に家族の様子が見えるよう、対面式のキッチン空間で緩やかに繋げる間取りが人気のようです。また、親世帯と一緒に暮らす二世帯住宅などではリビングの近くに和室を設け障子なども全開放できるようなもの採用することで、その和室をLDK空間の1部として利用することも、客間として仕切りたい時に、用途に合わせて使い分けができるような間取りも人気があります。
掲載事例:間取り変更で明るいLDKと愛犬も快適なサンルームを実現(ミサワホームイング株式会社)
上記のようなライフスタイルに合わせた間取りを採用するには、依頼するリフォーム会社の経験や実績が非常に重要となります。
先にご紹介した事例でも、3社に相見積もりをし、2つの洋室を繋げてLDKへ変更するプランをしっかり提案してくれた点や、価格面でも3社を比較して納得した上で1社に絞りこまれたそうです。
しっかりとした実績のあるリフォーム会社であれば、そのご家族や予算に合わせて最大限のプランを提示してくれるでしょう。しかし1社だけのプランを見て決めてしまうと、そのリフォーム内容が必ずしも希望通りの内容ではないことも、価格の妥当性も分からないまま進めることになりかねません。
複数社のプランや価格を必ず比較することで納得して進めることができるはずです。
LDKへの間取り変更を成功させるポイントは、必ず2~3社のリフォーム会社に相談をして見積りを取ることです。
\価格帯や規模・工事内容などの詳細情報も要チェック!/
効率よくリフォーム会社を見つけたい方へ
専門家が厳選した【LDKへの間取り変更】リフォームで経験豊富な会社をご紹介します!