防水リフォーム目安価格表
ウレタン防水 | 約85~100万円 |
シート防水 | 約70万円~90万円 |
※あくまで目安価格となります。必ず複数の会社から見積りを取得して比較しましょう。
防水リフォームは、建物の雨漏りを防ぐだけでなく、内部の構造自体を守り劣化を防ぐことにつながる大切な工事です。定期的なメンテナンスが建物を長持ちさせる秘訣ともいえます。防水リフォームの工事には大きく分けて2種類あります。浸水を防ぐために防水層を下地に密着させる「密着工法」。下地にそのまま施工できるため工期が短くコスパも他の工法に比べて高い点がメリットです。ただし、下地に含まれる水分量に影響を受けやすい点は注意が必要です。もう1つは「絶縁工法」と呼ばれ、下地に防水層を密着させず空気層を設ける方法です。下地の影響を受け難く、密着工法と比べて長持ちしやすい点が特徴。コストは若干高めで、空気層があることから重いものを置く場所などにはあまり適しません。
上記2つの特徴についても簡単にご説明しましょう。
ウレタン防水は、液体状の防水材を施工箇所に塗装し厚みを出すことで防水効果を発揮します。塗装するため、複雑な形状の場所でも比較的施工しやすいです。
シート防水は、ゴムや塩化ビニールで出来たシートを、接着剤や専用の機械で固定する方法です。乾燥させる時間などがいらないことや広い面積を一気に施工できるため大規模建築などでコストや工期を短縮できる点がメリットです。
屋根などの形状が単純な場合には、シート防水、形状が複雑な場合にはウレタン防水など、防水する箇所の形状で選ばれるとよいでしょう。また耐用年数はあくまで参考とし、異変をすぐに察知できるように、定期的に点検を行い傷みがないかどうかチェックすることが重要です。