築15年~築20年
マンションリノベーション成功への道
~築15年経ったマンションをリノベーションする際のポイントと実例をご紹介!
築15年~築20年のマンションリノベーション
先々のライフステージも意識し、何をどこまでやるか決めることが重要
提供:株式会社住まいと街設計事務所 代表取締役 川道 恵子
ポイント1.将来、賃貸や売却する場合のことも考え、やりすぎは要注意!特異な間取りなどは査定の金額に響く恐れがあります。
ポイント2.住宅設備の交換には適した時期、まとめて行うことで費用などの面からも効率的な場合があります
この時期のリノベーションを計画される方は、動機が多岐にわたります。
例えば、
- A 中古マンションを購入して自分たちで住む為のリノベーション
- B 親から譲り受けて自分たちで住む為のリノベーション
- C 子供が一人暮らしを始め、日常一緒に暮らす家族の人数が減った機会のリノベーション
- D 結婚前の年頃の子供の為に、人の出入りを意識して住まいをきれいにしておきたいリノベーション
A・Bの場合
初めて自己所有のマンションに住む方はマンションリノベーションで共通する注意点を知っておきましょう。リノベーションできる範囲は専有部分のみに限られています。隣家や外部とのコンクリートの境界壁(界壁といいます。)に穴をあけたりするのは、基本的にNGです。例えば、エアコンのスリーブ用の穴を開けたり、室外機等を吊り下げる為にコンクリートにアンカーボルトを打ったりする必要がある場合は、管理組合を通して、鉄筋の配筋位置や構造上の問題が無いかのチェックが必要ですし、その上で管理組合の承認を得る事も必要になります。
まだ若い世帯の場合は、将来このマンションを貸したり売却するといった可能性も考えておきましょう。
その場合、あまりにも特異なプランに変えてしまうと、貸しにくくなったり、売却の場合は、購入した人がリノベーションする費用分、価格が低くなってしまう可能性もあります。間取りの可変性も考慮してみましょう。
C・Dの場合
新築時から住んでいて初めてのリノベーションの場合は、クロスの汚れや設備機器の古さ、故障がきっかけになるケースも多いと思われますが、「不便さの解消」も大切です。少なくとも、この15~20年、使い勝手や間取り、収納等、不便さを我慢してきたという箇所をしっかりチェックしましょう。不便に慣れてしまい気づかないうちに我慢の生活をしている事はありませんか。設備機器を新しくするだけでなく、暮らし方の快適性をアップさせるリノベーションを目指しましょう。
築15年~築20年マンション
リノベーションするべきポイント
ポイント1 設備
家の設備は、10~20年で償却、取り替えの時期がくるものが多いです。住宅設備の省エネ(節水、節電、断熱)性能は、ここ5~10年で飛躍的に改良されていますので、まだ綺麗、或いは壊れていない設備でもまとめて取り替えるタイミングとして検討する意義はあると思われます。
エアコンや給湯器の寿命がくるのも丁度この時機。調子が悪くなったなと思う場合は、まだ壊れていない場合でも、他の工事と合わせて済ませる方が結果的に効率が良い場合があります。一方で大規模修繕で行う外壁やバルコニーの防水や塗装作業の際はエアコン室外機を移動することになります。ほとんどの場合、動かして施工する事も可能ですが、エアコンと室外機の設置方法にもよりますので、先々の事も考慮しておきましょう。
室内の場合、壁天井クロスの貼り替えをするとなると、エアコンの裏側やエアコンと壁の隙間の施工が難しいので、クロスの貼り替えとエアコンの取り替えをセットで計画するとよいでしょう。
ポイント3 内装の壁仕上げ・クロス等
15年以上経つと、クロスの汚れ、シミや浮き、はがれが気になる箇所も出てきます。また、新築時にお子様が小さかった場合、壁に落書きはつきもの。成長して落書きなどを一掃するのを兼ねて、お部屋の仕上げ材を変える時期に当たります。最近はDIYの流行や、天然木の素材が人気ですが、11階以上で100m2ごとに防火扉等で区画されていない住戸の場合は、床から1.2mの高さまでは内装材や下地を不燃又は準不燃にする必要があります。DIY等で無垢材の壁にしたりすると、火災発生時の延焼防止規定に違反する事になります。法律的なチェックもできる専門家を窓口にして相談すると安心です。
ポイント3 窓
今からほんの15年前の新築でも、既に現在と大きく仕様が異なるもののひとつが、省エネ性能です。夏は暑く冬は寒いという悩みを抱えているお宅は多いのではなでしょうか。玄関扉、窓サッシは共有部分ですので、個人で勝手に取り替える事はできませんが、内窓サッシの取付であれば、専有部分の工事なので自由にできます。内窓工事で、窓の断熱効果を高める事で、居室の断熱性はかなり改善されます。但し既存のサッシが換気孔付の場合、給気や24時間換気の機能を塞いでしまう計画はNGです。
ポイント4 家具と耐震
二重天井の場合、躯体は耐震上問題がなくても、吊っている天井仕上げ材が地震の大きな揺れで動くことがあります。家具を天井に対して突っ張り棒で支えている場合は、造り付け収納家具にすることも検討してみましょう。
マンションリノベーションは、工事の技術は当然のこととして、集合住宅における工事である事の配慮が欠かせません。共用部分と専有部分の関係や、エレベーターや廊下階段、エントランスでの出入り、搬出入において、養生は当たり前ですが、挨拶やご近隣の利用の優先や、清掃等の配慮ができる事が大切です。
そういったことにきちんと配慮できる、マンションリノベーションの経験豊富な会社を選ぶことをおすすめします。
築15年~築20年のマンションリノベーションは、経験豊富なリノベーション会社を見つけることが非常に重要です!
しかし、こんなお悩みお持ちではないでしょうか。
- 経験豊富な会社の見極め方が分からないので、不安
- 同時に行った方がいい工事など、効率的は進め方を知りたい
- 将来的なことも含め、どのようにリノベーションするのが適当か知りたい
こちらでは、そんな築15年~20年のマンションのリノベーションについて、相談できる窓口を設けております。
ご相談は無料です。優良なリノベーション会社のご紹介もさせていただきます!お気軽にどうぞ。
築15年~築20年マンション
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- 間取り変更により大きなLDKを実現。リビングの間仕切りを全て取り払うことで広さと明るさを確保
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ポイント
- 趣味を生かせる空間と生活空間を融合させた広々LDKが特徴
- 趣味を楽しむための、暑さや寒さ、防音対策に注意しました。