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リノベーションとローンについて

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リノベーションは、大幅な住宅のリニューアルに効果があります。しかし一方で、リノベーション工事のための費用の工面が必要です。リノベーションを行うにあって、費用の確保のために利用するケースが多いローンについて紹介します。

リノベーションとローンについて

住宅金融支援機構ってなあに?

リノベーションを行うにあたって必要な資金を確保するには、住宅ローンサービスを利用するという方法があります。その1つとして公の機関である住宅金融支援機構を利用するというのも、資金調達には有効です。住宅金融支援機構は、住宅購入や修繕に必要な資金を安定的に供給することを目的として設けられた、独立行政法人です。公の機関である事から、安心してリノベーションのための資金を借りることができます。低金利での長期に渡る借り入れが可能であるという点も、この機関を利用するメリットとしてあります。住宅の修繕や改良のためのリノベーションを必要としている人たちにとって、他の金融機関と共に、お得な資金調達の手段として注目されています。

リフォームローンってなあに?

住宅の修繕には、その規模に応じてまとまった資金が必要です。経済状況によっては、その資金を一度に確保することが難しいといった事もあります。そのような事態に備えて、ローンの利用も視野に入れておいた方がいいです。リフォームローンは、住宅のリフォームを目的として借り入れるローンサービスです。資金の使用用途が定まっている目的ローンである事から、多目的ローンと比較して低い金利で借りることができるという点にメリットがあります。住宅を修繕してまた長く暮らしたいけれども、肝心の資金がないという人のために、リフォームローンを利用する価値は大きいです。行うべき時にきちんとした修繕ができれば、建物の価値を維持し続けることができます。

ローンを組む際の注意点は?

住宅のリノベーションなどの修繕を行う際には、ローンの利用機会は多いです。したがってローンを組む際の注意点を押さえておくと、後ほど起こるトラブルを解消できます。ローンを利用する場合、注意すべきポイントとして強調したいのは、あまり長期のローンプランは利用せず、短期で返済することを視野に入れるべきである、ということです。一度住宅の修繕や改築を終えたとしても、またその後には同じくリノベーションなどの工事を行う事になります。そうなると、複数のローンが重なる時期が出てきます。また、ローンの支払いでは、各種の諸費用の負担も伴ってくることが多いため、総合的な費用負担をあらかじめ計算に組み込んでおくことが必要です。あらかじめ、ローンで支払うことになる費用をトータルで把握していれば、あとで出費に困ることはありません。

住生活コンサルタント 小野 信一住生活コンサルタント 小野 信一

住生活コンサルタント 
小野 信一
ネクスト・アイズ株式会社

『こんな私に少しでも好感をもっていただけたら、あなたのお役に立てるかもしれません。メールやお問い合わせ、是非お待ちしております。』
一般消費者への家づくり情報を発信する「ハウスネットギャラリー」を運営する一方、「欠陥住宅を造らない会」、「ちっちゃな工務店クラブ」事務局も兼務。一般消費者への住まいの相談業務は2500人以上を数えます。
その豊かな実例をもとに“家づくり必勝法”(NHK出版)を発刊。
経済産業省 住宅産業関連ニュービジネス支援策検討委員会委員。 日本FP協会会員。

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