中古マンションの購入とリノベーションの注意点
中古マンションは新築マンションの購入に比べれば非常に費用が安く済みます。
近年、リノベーション済みのマンションは安価でも、工夫を凝らしてカスタマイズされていて、なおかつ高機能、おまけにセンスも良い、ということことで人気が非常に高まっています。
ここでは、中古マンションのリノベーションについて、注意点などを含めて説明してみます。
リノベーション向け中古マンションってなあに?
リノベーション向け中古マンションとは、築年数が経過していて、リノベーションを行なうことで価値を高められる可能性を持ったマンションです。近年、この手法で中古住宅を購入する人が増えています。
マンションは土地の購入費や躯体工事、基礎工事に大きな費用が掛かり、各々の部屋がすべて統一されたデザインで、建築コストが抑えられています。住宅設備などは日進月歩で、バス・トイレ・システムキッチンなどもどんどん進化し、新しいマンションに人気が集中します。
しかし、レトロな感覚を残し、最新の住設を搭載し、通常のマンションには無いカスタマイズを行えることと、新築よりも安価に購入できることがリノベーションマンションのメリットとなります。
管理組合の制限があることに注意!
中古マンションでリフォームを行なう場合、管理組合の許可が必要となり、リノベーション済みのマンションの場合も当然、管理組合の許可が取られているはずです。
マンションのような不特定多数の人が住む住宅の場合、騒音対策としてフローリングに使用される床材の制限などがあります。さらに、小さな修繕であっても、騒音が気になることから、理事に届けを出すことが必須です。
リノベーションを行なった場合、その修繕に当たった業者も管理組合に届け出て、その後の修繕やメンテナンス等の作業で必ず管理組合の了承を受けた後、使用する材料や工程などを予め伝えておく必要があります。
また、近隣とのトラブルを避けるために必ず、挨拶をしておくことが大切です。
リノベーションする時に費用が大きくかかる中古マンションの特徴は?
リノベーションは、一般に通常のリフォームよりも費用が大きくなる傾向があります。
リノベーションの中古マンションを購入する際の注意として、次のようなことがあります。
地方では、中古マンションは価格の下落が激しくなります。しかし、リノベーションマンションとなると、付加価値が付くため、現状で購入するよりも価格が高くなることは間違いないです。築25年以上のマンションの場合、建築構造が古く、大規模な修繕が施されていることもあり、コストパフォーマンスが高くなることが多いです。
問題となるのは、現状で販売される価格とリノベーション後の価格の差です。新築物件よりも安ければ安価であると感じる人も多く、錯覚を起こすことがあります。
リノベーションマンションを購入する場合、中古マンションやリノベーションの相場を十分に調べて購入することが重要となるでしょう。