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リフォームとリノベーション、その違いってなに?

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近年、「リノベーション」という言葉を耳にする機会が増えました。従来から馴染みのある「リフォーム」とは一体何が違うのでしょうか? 住宅の改修を検討する際、どちらを選ぶべきか迷う方もいるかもしれません。

本記事では、リフォームとリノベーションの違いについて、アンケート調査の結果を基に、最新の情報を加えながら詳しく解説します。それぞれの特徴、費用相場、事例などを比較検討し、ご自身の住まいに最適な選択をするための情報を提供します。

リフォームとリノベーション:違いを明確に

アンケート調査の結果、「リフォームは新築への修復、リノベーションは家の構造の変化」と考える人が多いことが分かりました。具体的にどのような違いがあるのか、詳しく見ていきましょう。

  • リフォーム
  • 老朽化した設備や内装を修繕・交換し、新築時またはそれに近い状態に戻すことを指します。例えば、壁紙の張り替え、水回りの設備の交換などが該当します。
  • リノベーション
  • 間取りの変更、設備の刷新、デザイン性の向上など、既存の住宅に大規模な改修を行い、新たな価値を付加することを指します。例えば、間取りの変更、断熱性の向上、デザイン性の高い内装への変更などが該当します。

アンケート回答者の声

  • 「リフォームは、新築の状態に戻すこと。リノベーションは、新築の状態より魅力的にすること。」(30代/女性/公務員)
  • 「リフォームは古くなった建物を前の状態に戻すために工事をすること、リノベーションは古くは無い今の建物をさらに良くするために工事をすることだと思います。」(40代/女性/専業主婦)
  • 「間取りの変更や吹き抜けを作ったり、新しい生活空間のために構造から手をいれたりするかの違い」(30代/男性/会社員)
  • 「リフォームは、壁紙やシステムキッチンなどを変更して、新築に近いものを作る事で、リノベーションは間取りや水回り含め大規模な改修をして、新築以上の用途や機能を向上させる工事の事です。」(50代/女性/専業主婦)
  • 「リフォームは一部分、リノベーションは全部自分の思うようにアレンジ出来る。」(30代/女性/専業主婦)
  • 「リフォームは一部分の工事、リノベーションは大がかりな工事だと思います。」(40代/女性/無職)

これらの声からも分かるように、リフォームは現状回復、リノベーションは性能向上・価値創造といった違いがあると言えるでしょう。

規模と費用:リフォームとリノベーションの違い

規模と費用は、リフォームとリノベーションを区別する上で重要な要素です。

  • リフォーム
  • 一般的に、部分的な修繕や設備の交換が中心となるため、費用は比較的抑えられます。
  • リノベーション: 間取り変更や構造に関わる工事を含むことが多いため、費用は高くなる傾向があります。

費用のイメージとしては、水回りの設備交換であれば数十万円程度、内装全体のリフォームであれば数百万円程度が目安となります。リノベーションの場合、間取り変更や構造補強などを行うと、数百万~数千万円規模になることもあります。

注意点: 費用は、住宅の状態、工事内容、使用する素材などによって大きく変動します。複数の業者に見積もりを依頼し、詳細な費用を確認することが重要です。

なぜ今リノベーションが注目されるのか?

近年、リノベーションが注目を集める背景には、以下のような要因があります。中古住宅市場の活性化: 中古住宅の流通量が増加し、リノベーションによって自分好みの住まいに変えるという選択肢が広がっています。

  • ライフスタイルの多様化
  • 画一的な新築住宅ではなく、個々のライフスタイルに合わせた住まいを求める人が増えています。
  • SDGsへの貢献
  • 既存の住宅を再利用することで、資源の有効活用につながり、環境負荷を低減できます。
  • 住宅ローン減税の適用
  • 一定の条件を満たすリノベーション工事は、住宅ローン減税の対象となります。

これらの要因が複合的に作用し、リノベーション市場は拡大傾向にあります。

リノベーション事例:Before & After

リノベーションによって、住宅がどのように生まれ変わるのか、具体的な事例を見てみましょう。

事例1:マンションの間取り変更

  • Before
  • 独立したキッチン、リビングとダイニングが分断された間取り
  • After壁を取り払い、開放的なLDKを実現。アイランドキッチンを設置し、家族とのコミュニケーションが取りやすい空間に。

事例2:戸建ての断熱改修

  • Before
  • 断熱性能が低く、冬は寒く、夏は暑い住宅

事例3:古民家の再生

  • Before
  • 老朽化が進み、空き家になっていた古民家
  • After: 柱や梁を活かしつつ、耐震補強を実施。デザインを取り入れ、快適な住空間に再生。

これらの事例から分かるように、リノベーションは住宅の性能向上だけでなく、デザイン性の向上にも大きく貢献します。

リフォームとリノベーション:どちらを選ぶべきか?

リフォームとリノベーション、どちらを選ぶべきかは、現在の住まいの状態、予算、ライフスタイルなどによって異なります。

  • 現状の住まいに満足しているが、設備が古くなった
  • リフォームがおすすめです。
  • 間取りを変えたい、デザインを一新したい: リノベーションがおすすめです。
  • 予算を抑えたい: リフォームがおすすめです。
  • 多少費用がかかっても、理想の住まいを実現したい
  • リノベーションがおすすめです。

迷った場合は、専門業者に相談し、現状の住まいの状態を詳しく診断してもらい、最適なプランを提案してもらうと良いでしょう。

住生活コンサルタント 小野 信一住生活コンサルタント 小野 信一

住生活コンサルタント 
小野 信一
ネクスト・アイズ株式会社

『こんな私に少しでも好感をもっていただけたら、あなたのお役に立てるかもしれません。メールやお問い合わせ、是非お待ちしております。』
一般消費者への家づくり情報を発信する「ハウスネットギャラリー」を運営する一方、「欠陥住宅を造らない会」、「ちっちゃな工務店クラブ」事務局も兼務。一般消費者への住まいの相談業務は2500人以上を数えます。
その豊かな実例をもとに“家づくり必勝法”(NHK出版)を発刊。
経済産業省 住宅産業関連ニュービジネス支援策検討委員会委員。 日本FP協会会員。

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