1. HOMEリノベーション HOME
  2. コラム
  3. リノベーションについて
  4. リノベーションのメリットとデメリット

リノベーションのメリットとデメリット

このエントリーをはてなブックマークに追加

老朽化した住宅は、修繕を行わなければならないでしょう。その時に、大幅な住宅の修繕方法として、リノベーションがあります。そのメリットとデメリットについて知っていると、いざ住宅を修繕する際に失敗が避けられます。

リノベーションのメリットとデメリット

リノベーションって何で流行っているの?

リノベーションの流行りの理由として、新築の購入とリノベーションを比べた時にリノベーションの方が費用が安く済むということが挙げられます。というのも、リノベーションは建物自体を新しくするのではなく、建物の良さを残したまま中身を変えるからです。また、リフォームと比べ、より自分のライフスタイルや価値観を反映させた住まいを作りこむのがリノベーションですが、そこにやはりニーズがあります。昔から自分の価値観を家づくりに反映させたいという要望はありましたが、一部のいわゆるクリエイターとよばれるような特殊な人達が行っているだけでした。今ではそのニーズが一般の家庭にも普及している状況で、日に日にニーズの高まりは増しています。

リノベーションのメリット

リノベーションを実施するメリットの筆頭にくるのは、何といっても自由に家を設計できるという点につきるでしょう。
リフォームがマイナスをゼロに戻す修理だとすると、プラスにまで持っていくようなイメージになるのがリフォームです。そのため、ただ修繕するだけでなく自分好みの家にすることがプラスの価値となります。また、新築の購入と比べると自分の住みたい町に住める可能性が高くなります。というのもリノベーションの方が費用を安く抑えられるため希望の条件に合いやすく、また間取りなどが希望と合わなくても中古で購入して中身を自由に変えることができるので、最低限立地さえ希望通りであれば自分好みの家にすることができるからです。

リノベーションのデメリット

リノベーションで生活を便利にするならば、トイレも欠かせない修繕のポイントです。
しかし、リノベーションでかえって使い勝手が悪くなるといったこともあるため、失敗しない対策が必要です。

一方、リノベーションのデメリットにも目を向けておかねばなりません。例えば、大きな規模の施工を行う事になりますので、工事に着手したり施工が終わるまでに時間がかかってしまうという点が挙げられます。
建物の構造チェックに加え、施工を始めるにあたって新たな設計も必要となりますし、準備には時間がかかってしまいます。そのため、すぐに住み始めることができないので、ローンと家賃の2重払いを避けたいという方には向きません。また、建物そのものは変えないため耐震性や築年数などを選べないというデメリットもあります。建築基準法の改正があったため、過去の家の場合は耐震性が現行の基準を満たしていないという可能性もあります。地震が多い日本で昔の家は不安、という方には向かない可能性があります。
また、リノベーションというと何でも自由に設計できるというイメージがありますが、マンションには管理規約などがあり一部変えられない箇所などもあるため注意が必要です。

住生活コンサルタント 小野 信一住生活コンサルタント 小野 信一

住生活コンサルタント 
小野 信一
ネクスト・アイズ株式会社

『こんな私に少しでも好感をもっていただけたら、あなたのお役に立てるかもしれません。メールやお問い合わせ、是非お待ちしております。』
一般消費者への家づくり情報を発信する「ハウスネットギャラリー」を運営する一方、「欠陥住宅を造らない会」、「ちっちゃな工務店クラブ」事務局も兼務。一般消費者への住まいの相談業務は2500人以上を数えます。
その豊かな実例をもとに“家づくり必勝法”(NHK出版)を発刊。
経済産業省 住宅産業関連ニュービジネス支援策検討委員会委員。 日本FP協会会員。

コラム一覧へ戻る