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まずはちょっとした足もとの工夫で「寒さ対策」

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台風が過ぎ去ったことをきっかけに、都内も一気に秋の風景になりました。

食事のメニューや衣類の衣替えと同じように、住まいもそろそろ冬支度の準備にかかる頃ですが、住まいと暮らしの総合住生活企業 (株)LIXIL(東京都千代田区)では、2013年9月、首都圏に住む主婦520人を対象に自宅における冬の寒さ対策と窓に関する意識調査を行い、その結果を発表しています。

戸建てとマンションでは寒さを感じる場所が異なります。性能向上リフォームをご検討中の方はぜひ、参考にされることをおすすめします。

2013.10.23発表 LIXIL ニュースリリース
自宅における冬の寒さ対策と窓に関する意識調査 ~首都圏の主婦を対象に意識調査を実施~

この結果から、「寒さ対策」のポイントをご紹介しましょう。

一戸建ては冬場のお風呂と洗面所まわり、トイレをあったかくすることが、冬場の快適さを向上させます。
マンションの場合は、玄関と寝室(特に北側に接する寝室)をあったかくすることが大切。
断熱性能を向上させることも大切です。リフォームを計画されるときは、戸建てではお風呂・洗面所・トイレの性能向上。
マンションの場合は共用部にかかる玄関の大幅な手直しは難しいですが、寝室の断熱を工夫することで夏期も快適に過ごせるようになります。

『自宅における冬の寒さ対策と窓に関する意識調査』より抜粋 暖房設備や断熱が控えめな首都圏の住宅では想像以上に底冷えを感じてしまいます。

1.自宅で寒いと感じるところ
マンション居住者・・・「玄関」「寝室」「北側の部屋」との回答
一戸建て居住者・・・ 「風呂」「トイレ」「玄関」と回答
理由は「北側だから」「日差しが入りにくいから」が多数とのことです。

2. 自宅の中で最も寒い場所
マンション居住者・・・最も多い回答は「玄関」
           その他「寝室」「北側の部屋」「風呂」「台所」
一戸建て居住者・・・ 最も多かった回答は「風呂」
           その他「トイレ」「玄関」「洗面所」「脱衣所」

3. 自宅での寒さ対策に靴下を履く人は8割。
全体の1/3以上が靴下を履き始めるのは「10月から」と回答。
寒さ対策のために自宅室内で靴下を履くかを尋ねたところ、全体の80.2%が「履く」と回答。

4. 一戸建てに住む人のほうが早く寒さ対策を行っている靴下を履き始める時期を住宅タイプ別に見ると、一戸建て「10月から」(38.1%)の回答が最多。
マンションは「11月から」(31.9%)が最も多い回答

冬でもあったかく過ごすには、暖房器具の設定温度を上げたりリフォーム工事を急ぐこともありますが、まずはちょっとした「靴下を履く」などの足もと対策で快適に過ごせるかどうか、工夫してみるのも大切です。

住生活コンサルタント 早坂淳一住生活コンサルタント 早坂淳一

住生活コンサルタント 
早坂淳一
ネクスト・アイズ株式会社

大手百貨店にてクレジットカード事業の立ち上げやポイントカードシステムの運用、全店販促支援システムの運用、売場リニューアルプロジェクトなど、新規事業を中心とした業務に従事。 その後、携帯キャリア店舗改善プロジェクトや不登校児童・生徒活動支援プロジェクト、工務店支援プロジェクトに従事したのち、工務店にて営業を経験し、現在は第三者機関ネクスト・アイズにて、住宅コンサルタントとして活躍中。

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