段差はあった方がいい?それより温度差注意!
前回「本気でバリアフリーと耐震補強を考えていますか?」などとお話をしました。
これは徹底的にそうすると言うことではなく、老いの準備も耐震対策も本気で考えて意識していますか?と言う問いです。バリアフリーの解釈はいろいろです。
確かに垣根や段差は文字通りバリアです。また道路や駅など公共施設のどこでも車いすで通れることは法制化されています。
しかし肝心の家においては、車いすはまず道路から家の玄関までの段差、さらに玄関の上がり框(かまち)や小上がりの和室など、家の中の段差がバリアとなり、車いすの生活はかなり困難なものとなります。第一廊下やあらゆるドアの幅やキッチンやトイレの狭さ自体、自力で車いすを操ることはできません。
お年寄りの生活にはつまづきそうな2,3センチほどのちょっとした段差が危険なのです。
また廊下や階段など滑りそうな床材もスムースで、バリアではないはずですが、実はお年寄りには滑って危険なのです。そんなことから明日できる現実的なバリアフリーを考えてみましょう。