フルリフォームとスケルトンリフォームの特徴
大がかりなリフォームをご検討のみなさまが、検索をはじめると必ず行き当たる用語が【フルリフォーム】・【スケルトンリフォーム】・【リノベーション】の3つです。
そもそも、【フルリフォーム】【スケルトンリフォーム】【リノベーション】はどのようなリフォームを指すのでしょうか?
【フルリフォーム】=【スケルトンリフォーム】
骨組みだけの状態(スケルトン状態)にした上で、間取り変更を含めた工事を行うことを指します。
【フルリフォーム】=【スケルトンリフォーム】をご検討される方々には、すでにお住まいの家のリフォームを行なうお客様、そして、これから家を購入して住まい全体のリフォームを行なうお客様がいらっしゃいます。
今の住まい(自宅・実家)をリフォームする場合
家族構成やライフスタイルの変化、住まいの老朽化などが動機になる場合が多いようです。ただし、【フルリフォーム】【スケルトンリフォームの場合、家全体を骨組み状態まで解体してしまうため、住みながらのリフォームはまず不可能です。工事期間中は、当然のことながら仮住まいを手配する必要があるので、工事費以外にも仮住まい費用をしっかり見込んでおくことがポイントです。
中古の住まい(戸建・マンション)を購入してリフォームする場合
リフォーム前提で購入される方が多いようです。
最近のご相談でも実感しておりますが、現在はお住まいの自宅リフォームだけではなく、良質な中古物件(戸建・マンション)を購入してリフォームする方や離れて暮らす実家をリフォームして住み替えることが、ますます増えていくと予測されています。
ただ、中古戸建や中古マンションなどを購入してからリフォームする場合は、注意すべき点があります。
いちど骨組み状態(スケルトン)にしてしまうことから、既存の間取りにとらわれることなく、可能な範囲でのリフォームができます。ただし、戸建住宅ではさほど大きな問題にはなりませんが、マンションの場合配管位置を変更できない、電気ブレーカーの上限に制約がある、床の素材に制限がある、窓のサッシや玄関ドアといった共用部分の交換には大きな制約がある、といったマンション管理上・構造上の制限によって、大幅に間取りを変更したりハイグレードな床材、最新の設備を選ぶことができない場合があります。
次回は、【リノベーション】との違いについて解説いたします。