中古物件のリノベーション注意点【購入前】(1)~大注目!中古物件リノベーション
ここ数年、注目を浴びるようになってきた「中古物件リノベーション」。「リノベーション」という言葉もだんだんと市民権を得てきたように思います。今後はますます、中古物件を購入してリノベーションをしようという人が増えていくことでしょう。
それでは実際に中古物件リノベーションをしようとする時には、何に気をつければいいのでしょうか。
マンションの一室を購入してリノベーションをする場合を例にとって話してまいります。
まず、購入前に知っておいてほしいところが「共有部の存在」です。
マンションには自分の他に多くの方が住まわれていますので、もちろんのこと「共有」する部分が存在します。この「共有」する部分はリノベーションをする時に「自分では勝手に変えることができない」部分。 当然と言えば、当然のことですね。
ただし、自分の意志だけでは変えることができない部分であるからこそ、購入をする前にしっかりと確認をしておくことをお勧めします。
まず、代表的な共有部分と言えばエントランスや廊下、階段などでしょうか。エントランスや廊下の雰囲気が、自分の好みや信条に合致しているかどうか、だけではなく、常に綺麗に保たれているかどうか、もチェックしておくと良いと思います。
そのマンション全体がしっかりと管理、運営されているかどうかが分かる、ひとつのポイントだからです。管理会社の担当者がしっかりと見回っているのか、清掃業者による適切な清掃がしっかりと行われているのか、実際にそこで暮らしていくと気になってくる点ですので、注意が必要です。
玄関ドアや窓など、共有部分に面しているものも共有部分ですので、勝手に変えることができない箇所です。
玄関ドアや窓は空間を考える上で大変重要な部分ですし、自分の部屋から常に見え、手に触れる箇所です。
それなのに、気に入らないから取り替える、ということが一筋縄ではいかない。空間をデザインしていく上で、これらの開口部が空間に与える影響はとても大きなものですので、しっかりと見ておきたいところです。
自分では勝手に変更ができない部分だからこそ、事前の確認をしっかりとする。中古物件リノベーションではこういった「事前の確認」が欠かせません。
■中古物件は購入前のチェックが重要(マンションリフォーム事例:秋山立花 一級建築士事務所)
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