【中古住宅を買ってリノベーション】契約までのポイント
良い物件に出会い、担当者も優秀でいろいろな疑問も解決。物件の10%程度必要になる初期費用はもちろん、住宅ローンの目星もつきました。
さあ、次に行なうことは、【契約】です。
今回は、その【契約】前のポイントをご紹介します。
契約前は、再度、慎重に検討する期間!
契約前は、自分にとって本当に購入した方がいいのかどうか。はやる気持ちを抑えて、客観的に見つめなおせる期間でもあります。
物件は、「購入します!」と不動産会社に口頭で伝えただけでは、まだ法的に【契約】というわけではありません。不動産物件の売主に対し、購入希望の意思を書面にした【買付証明】を提示しても、原則として契約の申込みや承諾の効力は認められません。
この契約前とは、買う側にとってみれば、もっとも期待と不安が入り交じる期間。購入をやめるといえばすべて白紙撤回もできます。さらに、売主の立場でいえば、もっと良い条件のお客さまが現れたら、そのお客さまへ販売することも売主の自由です。
つまり、契約前の期間は、再度条件などを整理するチャンスなのです。
すぐに契約へ進むのではなく、さらに慎重に検討を重ねましょう。
物件の気になる部分を書き出す
契約前に行なったほうが良いことは、契約の意思を固めた物件に対してプラスとマイナスの要素を書き出すこと。
できる限り、具体的にプラス要素・マイナス要素を書き出してみましょう。
家のことだけでなく、周辺の情報なども全部書き出すことがポイントです。もちろん現地に足を運び、平日休日の朝、昼、夜の様子を確認しながら新しい生活を相続することはとても重要です。
納得できるまで自分で調べ、わからないことはどんどん質問して解決しましょう。
プラス要素 例)
○隣の家と離れている
○大きな公園が近くにある・学校が近い
○遅くまで公共交通機関が動いている
○周辺の物件と比較しても納得できる価格
○登記の状況がきれい(債権がない)○境界がはっきりしている
○所有者全員の委任状が取付けられている
マイナス要素 例)
●築年数が経過していて、耐震性が心配
●途中の道が狭い
●敷地内の水はけが悪く、湿っていたり苔が生えている場所がある
●近くのスーパーの生鮮食品の鮮度が悪かったり、品揃えが悪い
●歯医者や病院が歩いていける距離にない
■疑問点や不安点は、契約前に不動産会社に質問
物件の気になる部分を書き出して、疑問に思うことをそのままに、契約すると後から後悔してしまいます。
疑問に思うことや不安なことは、事前に不動産会社の担当者にどんどん質問して解決しておきましょう。