【中古住宅を買ってリノベーション】新築?中古?、リフォーム?建て替え?か悩んだら
中古住宅でマイホームを取得するにあたり、物件探しからはじめる方々も多いでしょう。
そんな中、新築を買うか、中古を買うか、リフォームするか、建て替えするか悩む方も大勢いるようです。
そこで数回に分けて、購入してリフォームor建替える際の選択すべきポイントをご紹介してまいります。
新築を買うか、中古を買うか、リフォームするか、建て替えするか悩んだとき、参考になる指標は?
参考になるのは、住宅の寿命と夫婦の平均余命の比較です
<平成26年簡易生命表(厚生労働省)より>
夫60歳、妻55歳の夫婦の平均余命は、夫が23.36年、 妻が33.28年
この場合、建物寿命が33年以上の物件を選ばないと、もう一度家を建てることになりかねません。
ここでは、住宅の寿命と夫婦の平均余命を指標に、選ぶべき物件を絞りこむことが重要です。あわせて、物件に制定された基準についても注目する必要があります。
・1982年
大地震でも倒壊しないことを目的に、家の規模に応じた壁の量や筋交いの強度が改正。
・2000年
一戸建てについて、事実上地盤調査が義務づけられたほか、補強金物の使用や壁量計算も義務づけ。
・2007年
改正宅建業法が成立。売却時に売主に対して建物検査の説明とあっせんを行うのに加え、買主側には取引時に重要事項説明でインスペクション(建物検査)の実施の有無と実施した場合の情報提供を義務づけ。
※インスペクションの実施には専門的な知識が必要になるため、所定の技術資格をもった技術者が調査を行ないます。
上記のような改正により、基準が厳しくなっていることはお分かりいただけるのではないでしょうか。
例えば、中古を購入する際に、1982年以前の物件かによって耐震の強度が異なります。
つまり、1982年以前の物件を購入しても、現在の耐震基準を満たしていないため、リフォーム費用が大幅に変わる可能性も考えられます。
そのような点を踏まえ、まずはご自身にとって選ぶべき物件を見定めていくということが重要なのです。