住宅のリノベーションが注目されています。家族構成やそれぞれの生活スタイルに合わせた居住空間づくりは、快適な生活のためには欠かせないですよね。とはいえ、大掛かりなリノベーションをするためには、当然お金も掛かってきます。そのため、どこから始めるか優先順位を付けることも必要かもしれませんね。
そこで、住宅のリノベーションで優先したい場所について、全国の男女100人を対象にアンケートを取ってみました。

【質問】リノベーションするならまずはどこから？
【回答数】　部屋の間取り：30　／　耐震補強：26　／　冷暖房設備（床暖房や全館空調など）：13　／　外壁の取り換え：6　／　水回り：25

３割の人が望んでいる！最も多いのは「部屋の間取り」

アンケートの結果、「部屋の間取り」と答えた人が最も多いことが分かりました。
・どうせするのなら、部屋全体を改造したいです。細かいところとかではなく、間取りから。（20代／女性／パートアルバイト）
・部屋を二つつなげて一部屋にしたいので間取りから変えていきたい。（20代／女性／自由業・フリーランス）
・広さが中途半端で使い勝手が悪い部屋がある。収納スペースがもっと欲しい。（50代／女性／専業主婦）
・狭い部屋でも空間を活かせば、リラックスできる空間が作れると思ったからです。（20代／男性／会社員）
・家族構成に合わせて部屋の間取りをしたが、現在の家族構成に合っていないから。（50代／女性／専業主婦）

30人が部屋の間取りを変えたいと考えているようです。二間続きにして広くしたい人や、部屋全体の間取りを見直したい人もいますよね。収納スペースが増えると居住空間がスッキリできるかもしれません。部屋の広さも気になりますが、空間の有効活用を希望する人もいるようです。また、子どもの独立等によって、当初の間取りの見直しが必要という意見もうかがえました。やはり、使い勝手が良くてリラックスできる家にするためには、住んでいる人を重視した間取りへの改造が大切なようですね。

「耐震補強」と「水周り」と答えた人がほぼ同数！

アンケートの結果、「耐震補強」に次いで「水回り」「冷暖房設備（床暖房や全館空調など）」「外壁の取り換え」の順となりました。

・地震で自宅が崩壊してしまったら身も蓋もないので、耐震補強が最優先。（40代／男性／公務員）
・築年数が古い建物なら耐震性の心配があるので、まずは耐震補強をしてから他の部分もリノベーションしたいです（30代／男性／会社員）
・水回りが不便だと、日々の生活に支障が出るためです。真っ先に改善すべきです。（40代／女性／自由業・フリーランス）
・暑さ対策だけでなく、全体的に風を入れて湿気を少なくしたいです。（30代／男性／無職）
・見た目も大事なので外壁の取り替えからになるだろうとおもいます。（20代／女性／専業主婦）

耐震補強をしたい人（26人）からは、地震対策は不可欠であり、築年数が古いとなおさら必要性を感じるとの意見がうかがえます。水回りを見直したい人は25人。台所やお風呂などの水回りは、毎日の生活を支障なく過ごすためにも重要との声が挙げられました。冷暖房設備を優先したい人（13人）の中は、風通しを良くしたいという希望もあるようです。また、外壁の取り換えをしたい人（6人）の回答にあるように、住宅のリノベーションは見た目も大事なのかもしれませんね。

住んでいる家や家族構成に合ったリノベーションが大切！

アンケートの結果、「部屋の間取り」から始めたい人が最も多いことが分かりました。それに続く「耐震補強」と「水回り」の改造を優先したい人はほぼ同数であり、しかも、上位3位までは大差がなく拮抗していました。毎日、安心して生活するためには、ストレスなく過ごせる家への改造が大切ですよね。1日の大半を過ごす居住空間はもちろん、生活に不可欠なキッチン、トイレ等も見逃せないかもしれません。もちろん、家の土台の補強や湿気対策、外壁の見直しもリノベーション対象になりますよね。

このように、リノベーションへの想いは人それぞれですが、住んでいる家の状態や家族構成に合った改造計画が大切ではないでしょうか。

　　■調査地域：全国
　　■調査対象：年齢不問・男女
　　■調査期間：2016年02月16日～2016年03月01日
　　■有効回答数：100サンプル