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家をリノベーション!全体に広い家と縦に広い家のどちらが良い?

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自宅をリノベーションして間取りを変更したりさらに便利な機能を追加したりと自分の好きなように改修できますが、平面的に広い家か縦に広い家にするかで好みが分かれるかもしれません。平面的に部屋が広いと掃除もしやすく、スペースを余すことなく使えるかもしれませんが、縦に広く、吹き抜けがあった方が大きな開放感を得ることが出来そうです。そこで今回のアンケートでは、平面的に広い家か縦に広い家のどちらに住みたいかうかがってみました。

全体に広い家と縦に広い家どちら?

【質問】平面的に広い家と、吹き抜けになっていて縦に広い家どっちが良い?
【回答数】 平面的に広い家:79 / 縦に広い家:21 

家をリノベーション!全体に広い家と縦に広い家のどちらが良い?

縦に広いと不便?平面的に広い方が有効的にスペースが使える!

アンケートの結果によると、約8割の人が平面的に広い家が良いと回答していました。

・平面的に広く、家の中を無駄なく利用することが出来る家が良いと思いました。(20代/女性/契約派遣社員)
・吹き抜けの部屋は老後は大変になりそうだから。ペットものびのびできる平面的に広い家が憧れます。(20代/女性/専業主婦)
・実家に吹き抜けがありますが結構寒い上に掃除が大変です。縦に広いということは、階段があるということなので、そこも掃除が大変なポイントだと思います。(40代/女性/パートアルバイト)

吹き抜けがあると開放感を感じることが出来るでしょうが、縦に広いので階段を使わなければならず、様々な場面で不便に感じるようです。階段があると足腰が弱りつつある老後の生活の中で昇り降りが大変になってしまいますし、掃除も大変になりそうです。平面的に広ければ段差も少なく、掃除も簡単に出来てスペースを無駄にすることなく使うことが出来ると言えるでしょう。

吹き抜けがあると天井が高いので開放感を感じることが出来る?

しかし、反対に約2割の人が吹き抜けのある縦に広い家が良いと回答していました。

・横に狭さを感じるより、上からの圧迫感の方が息苦しさを感じるから、吹き抜けの解放感があった方が、ゆったり伸び伸びと生活できそうだから。(40代/女性/専業主婦)
・天井が高い方が開放感があっていいと思います。広い家だと掃除が大変ですしね。(30代/女性/専業主婦)
・前者は広い土地が必要になるので、固定資産税が余計に取られそうだと思った。(30代/男性/無職)

平面的に広と見渡せる範囲が広いため家を広く感じられそうですが、天井が低いと圧迫感を感じることもあるので、より開放感を感じることが出来る吹き抜けのある家が好まれるようです。平面的に広いと、縦に広い家と比べた際に土地代が高くなるでしょうし、横に広くても掃除が大変になるだけかもしれません。開放感のある部屋でのびのびと暮らしたいなら吹き抜けのある縦に広い家に住んでみてはいかがでしょうか。

縦に広いと開放感があるが、平面的に広い方が暮らしやすい?

今回のアンケート結果では約8割と大多数の人が平面的に広い家が良いと感じているようですが、吹き抜けがあることで開放感を感じることが出来るので縦に広い家が良いという人も少なからずいるということがうかがえました。吹き抜けがある縦に広い家に住むことで大きな開放感を感じることが出来るだけでなく、土地代の差を比べると縦に広い部屋の方がお得かもしれません。しかし、長く住み続けることを考えると老後になって階段の昇り降りを毎日繰り返すのは大変ですし、掃除の手間もかかりそうです。開放感を感じるか、老後のことを考えるかで分かれるといえるでしょう。

  ■調査地域:全国
  ■調査対象:年齢不問・男女
  ■調査期間:2015年07月08日~2015年07月22日
  ■有効回答数:100サンプル

住生活コンサルタント 小野 信一住生活コンサルタント 小野 信一

住生活コンサルタント 
小野 信一
ネクスト・アイズ株式会社

『こんな私に少しでも好感をもっていただけたら、あなたのお役に立てるかもしれません。メールやお問い合わせ、是非お待ちしております。』
一般消費者への家づくり情報を発信する「ハウスネットギャラリー」を運営する一方、「欠陥住宅を造らない会」、「ちっちゃな工務店クラブ」事務局も兼務。一般消費者への住まいの相談業務は2500人以上を数えます。
その豊かな実例をもとに“家づくり必勝法”(NHK出版)を発刊。
経済産業省 住宅産業関連ニュービジネス支援策検討委員会委員。 日本FP協会会員。

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