リビングの色づかいや家具の配置をどうするかによって、同じ空間でも違った雰囲気の住まいをつくることができるはずです。その好みは人によって様々でしょうし、どのように造るかでその家族なりの個性のある家が出来上がるでしょう。同じリノベーションをするなら、自分たち家族が心地よく過ごせる住まいにしたいですよね。では色づかいを考えるうえで、例えばリビングなら空間の多くを占める壁と、リビングに置く家具の色を統一したものにしたいと考えるでしょうか？それとも違った色もプラスしてみたいと思うでしょうか？ということでアンケートを取ってみました。

【質問】リビングで壁や家具などに使う色は統一したい？
【回答数】　統一したい：67　／　バラバラでも良い：33

統一された色の方がリビングは落ち着きを感じるという人が多い！

アンケートの結果、リビングの壁や家具の色を統一したいと考える人の方が圧倒的に多いようでした。

・出来れば壁紙の色と部屋の家具の色は統一した方が、部屋にいて落着くと思うからです。(40代/男性/自営業(個人事業主))
・やはり統一したほうが安定感があって、気分も落ち着きます。バラバラだとそわそわしそうで嫌です。(40代/女性/パートアルバイト)
・バラバラな色調で過ごすのは落ち着かないので、色彩や家具と家の雰囲気は統一感のあるものにしたい。(30代/女性/専業主婦)
・白、茶、黒系で統一したいです。カラフルすぎると目がチカチカしてしまうので。(20代/女性/無職)
・なるべく、ベージュなど、心が休まる色合いで統一したいと思っています。(40代/女性/パートアルバイト)

壁や家具の色を統一した方が良いと考える理由として、色がバラバラだと何となく落ち着かないのではないかと感じる様子が伺えます。カラフル過ぎると目がチカチカしてしまうという人がいましたが、統一感のある色合いの部屋で過ごす方が安定感もあり、気分的にも落ち着いて過ごすことができるのかもしれません。白・茶・黒系やベージュ系などどんな色にしたいかは、その人の好みに寄るところもあるでしょう。

バラバラでも調和がとれていればそれもいいのでは？という人も…

一方でバラバラでも良いという人も3割ほどいらっしゃいます。ではその理由はどのようなものだったのでしょうか？

・統一しなくてもいいと思います。ある程度の色味があったほうが生活感が出る(30代/女性/パートアルバイト)
・色は違っていてもいいです。ごちゃごちゃしたのはいやですが、テーマがあっての色づかいならいいです。(40代/女性/パートアルバイト)
・メリハリをつけたいので、バラバラといっても全部がバラバラであることは望んでいないが、統一感はありつつ、家具ごとに色の組み合わせを変えていきたい。(30代/女性/専業主婦)
・調和が取れさえすればたとえ色を統一する必要もないと思うから。(30代/男性/パートアルバイト)
・あまりチグハグではおかしいと思いますが、きちんと揃えなくても良いと思います。遊び心を楽しんで。(40代/女性/専業主婦)

生活感が出るという意味ではそれなりに違った色づかいのものがある方が、その家族のカラーを感じられるのかもしれません。またリビングの色づかいがバラバラでも良いという人の意見の中には、あまりにチグハグな感じやごちゃごちゃしているのはちょっとどうか…？という様子もうかがえます。しかし違った色が混じっていても全体としての統一感や調和があったり、何かテーマを表現していたりするならばそれもまた良しということなのでしょう。

家族の思いも取り入れてリビングの空間づくりを…

リビングの壁や家具の色を統一したいと考えるかどうかについて聞いてみたところ、今回のアンケートでは統一した方が落ち着きを感じて良いという意見が多いようでした。一方で必ずしも統一しなくても全体としての調和が保たれていれば構わないという人もいます。家族が集い、ゆっくりとリラックスできる場所としてのリビングをどのようにコーディネートするか、それは家族によっても違いがあるでしょう。統一感のある空間で落ち着けることを第一に考えるか、遊び心をプラスして少し違った色づかいも試してみるか、全体としてのイメージも膨らませながら好みの空間づくりをしてみるのもいいのではないでしょうか。

　　■調査地域：全国
　　■調査対象：年齢不問・男女
　　■調査期間：2015年07月08日～2015年07月22日
　　■有効回答数：100サンプル