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子供が増えたら部屋はどうする?リノベーションの参考に…

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住まいの造りや構造は時代によって違いがありますよね。3世代以上が集まってともに生活するのが当たり前だった時もありますし、核家族化が進み家族各自が個室を持つように変化もしました。また家族構成が異なれば家の中の空間づくりも違ってくるはずです。結婚して最初は夫婦2人だけの生活が、子供ができると生活環境も変わってきます。そんな時、子供部屋はどうするのがいいのでしょうか?また変化に合わせてリノベーションするなど柔軟に対応することはできるのでしょうか?ということでアンケートをとってみました。

【質問】子供ができたら子供部屋はどうする?
【回答数】 1人ずつに与える:65 / 共同の部屋にする:33 / 与えない:2

子供が増えたら部屋はどうする?リノベーションの参考に…

子供増えたらリノベーションでどうすふ

子供にもプライベートは必要!?成長したら分けるという選択も…

アンケートでは1人ずつに個室を与えるという意見が最も多い結果となりました。

・自分も一人部屋を与えてもらったし、プライベート空間は家族内でも必要だと思うので。(20代/女性/自由業・フリーランス)
・小さい家は共同でいいと思うけど、大きくなったら個室を欲しがるので一人ずつ与えます。(40代/女性/専業主婦)
・生活時間もそれぞれだろうから本来は一人ずつに与えたいです。しかし、部屋がなければ共同にするしかありません。(50代/女性/専業主婦)
・最初は一間の大きな部屋で作り、子どもたちの遊び場にして、子どもたちが大きくなったら間仕切りをして個室にする予定。(40代/男性/自由業・フリーランス)
・最初は家族とやきょうだいと共同部屋にして、成長に従って分けていく。(50代/女性/自由業・フリーランス)

子供1人ずつに部屋を与えようと考える人の場合、子供が欲しがるという事情もあるのかもしれませんが、子供であってもプライベートな空間は必要という意見が複数見られます。また子供の年齢に差があると生活のペースに違いが出てくることもあり、共同の部屋にすると不都合を感じることもあるかもしれません。一方で子供が成長した時には個別にするとして、最初は共同の部屋で一緒に過ごさせるという選択もあるようですね。

幼いときは兄弟仲良く!成長したら個室も考える!?

共同の部屋にするという人も3割ほどで、与えないという選択は今回2人だけという結果でした。

・仲良く勉強し、そして時にはライバルとして刺激し合って欲しい。(30代/女性/契約派遣社員)
・幼少の頃は兄弟で遊んだり協力したりできるように協同の部屋がいいと思う。独り部屋は成長してからでいいと思う。(40代/女性/自営業(個人事業主))
・子供が小さいうちは親の目が行き届くような作りの勉強スペースを作ってあげたい。その後、様子をみながら個室を作ってあげたい。(40代/女性/契約派遣社員)
・眼の見える範囲で勉強や遊びをしてくれたほうが子供の今の状態が分かり易いので与えないと思う。(20代/女性/無職)

子供の状態を把握するためにも親の目の届く範囲に子供を置いておきたいという親の思いが伺えます。そのため特に子供部屋を与えないという選択をすることもあるようですが、作りを工夫した勉強スペースにするという意見もありますね。一方で共同の部屋を与えるという人の場合、幼い頃は兄弟が仲良く過ごすことを大切に考え、時には刺激し合うことで成長していくことも望んでいるのかもしれません。ただ子供が成長したら個室を与えたいと考える様子も見受けられます。

子供の成長に合わせて部屋を工夫するのもひとつの選択なのかも!

今回子供部屋をどうするのかについて聞いてみたところ、1人ずつに個室を与えたいと考える人が多いことが分かりました。子供にもプライベートな空間を与えてあげたいという意見が多くみられますが、個別の空間で勉強を頑張り、時間を過ごすことで自立精神が養えるでしょう。一方、幼い頃は共有の部屋で兄弟とともに過ごす時間も大切なのかもしれませんね。またどちらの選択肢でも最初は共同の部屋にして成長したら個室に…と成長に伴って環境を変えたいと考える意見も多いようです。子供の数や成長に合わせ、その時の状態にマッチするようにリノベーションしていくというのもひとつの対応策として参考となるかもしれません。

  ■調査地域:全国
  ■調査対象:年齢不問・男女
  ■調査期間:2015年07月08日~2015年07月22日
  ■有効回答数:100サンプル

住生活コンサルタント 小野 信一住生活コンサルタント 小野 信一

住生活コンサルタント 
小野 信一
ネクスト・アイズ株式会社

『こんな私に少しでも好感をもっていただけたら、あなたのお役に立てるかもしれません。メールやお問い合わせ、是非お待ちしております。』
一般消費者への家づくり情報を発信する「ハウスネットギャラリー」を運営する一方、「欠陥住宅を造らない会」、「ちっちゃな工務店クラブ」事務局も兼務。一般消費者への住まいの相談業務は2500人以上を数えます。
その豊かな実例をもとに“家づくり必勝法”(NHK出版)を発刊。
経済産業省 住宅産業関連ニュービジネス支援策検討委員会委員。 日本FP協会会員。

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