犬にとって住み心地のよい家は、誰にでも住み心地のいい家
冒頭であげた「犬との住まいを見直すことは、私たちの生活全体を見直すこと」ですが、ペットのための勾配のゆるやかな階段や身体に負担の少ない床材は小さな子供や高齢者にとっても負担が少ない住まいです。
掃除がしやすく風通しの良い住まいは、いつも家を清潔に保ってくれているお母さんにとっても優しい住まいです。
また、「犬を飼ってから以前よりこまめに掃除をするようになったため、家の中がいつでもきれい」という飼い主さんの話をよく耳にします。
これぞまさしく犬と人の共生の本質、一緒に生きることで生まれた相乗効果ではないでしょうか。
犬にとって住み心地のよい家づくりは、実は誰にとっても住み心地のいい家づくりなのかもしれません。
住まいのQ&A
Q.愛犬のニオイが気になっています。脱臭機などを買うしかないでしょうか?
A.犬がいてもいなくても、ニオイはこもるもの。換気が大切です。けれども、窓を開けておくと愛犬が脱走してしまう心配もありますよね。その場合は換気用の小さい窓を作る、窓を愛犬が届かない高い位置に作るなど工夫してみましょう。
Q.動物病院に運ばれる犬の中で室内での「誤食」がとても多いと聞きました。その防止策をおしえてください。
A.誤食防止はしつけが一番効果的ですが、人の目が届かないところで小さなものを 口にしてしまう犬が後をたちません。基本的には愛犬の手の届くところには誤食の 可能性のあるものは置かない、ということを徹底するしかありません。
次にあげるものはよく犬が誤食をしてしまうものです。特に注意しましょう。
ティッシュ、ガム、ひも状のもの(リボン・毛糸・布の切れ端など)、犬用のおもちゃの一部
ペットと住む家の実例を見てみましょう。