中古+リフォームで購入時にチェックしておきたい、トラブルを防ぐポイント
マンションリフォームはマンションならではの注意点があり、思わぬことからトラブルに陥ってしまうことがあります。特に中古マンションのリフォームでは、購入時にチェックしておけば防ぐことができるポイントがいくつかありますので、事前に確認しておきましょう。
リフォームトラブルを防ぐ!中古マンション購入時のチェックポイント
1つめは、マンションの管理規約を確認しておくことです。
マンションでは区分所有法という法律に沿って管理規約と使用細則が定められていて、そこで暮らす人はその規約を守るよう定められています。
・まずは管理規約を確認し、リフォームができる範囲を確認しましょう。
基本的には専有部分と呼ばれるコンクリートの内側部分が個人でリフォームできる範囲です。コンクリートの壁そのものや、パイプスペース、エレベーター、屋外廊下などは共用部分のため個人でリフォームはできません。
玄関ドアやベランダ、サッシは、専用の使用は認められていますが共用部分です。これらは個人でリフォームすることはできませんが、掃除やお手入れは持ち主が行うよう定められています。
・リフォームの内容についても細かく定められていることが多いので、使用細則までしっかり確認しましょう。
床の防音規定や、リフォームの承認方法、ベランダの使い方も定められているケースがあります。特に最近増えているベランダガーデニングのためのウッドデッキ設置については、完全禁止のケース、樹脂の脚付きなら許可されるケースなど様々なですので、事前に確認しておきましょう。
2つめはマンションは共同住宅ですから、ガス管や電気配線は途中まで共用部分になります。
中には個人宅で設置できるガス給湯器の大きさや電気容量に制限が設けられているケースがあるので注意が必要です。特に築年数が古いマンションは、電気容量の上限が30アンペアという場合もあり、そうなるとエアコンの台数や電気製品の使用にかなり制限が掛かることになります。最近は電気を使う製品が増えているため、このあたりは事前にしっかり確認しておきたいものです。
3つめはマンション全体の大規模修繕の時期を確認しておくことです。
築年数によっては、大規模修繕で、玄関ドア、窓サッシ、配管の交換など、専有部分と関連する工事が行われる可能性があります。また自宅のリフォーム時期と大規模修繕の時期が重なると、車の置き場所に困ったり、材料の搬入などでトラブルになったりすることもありますので、時期が重ならないよう事前に確認しておきましょう。
マンションリフォームはマンションならではの注意事項が多いのが特徴です。マンションリフォームに慣れた工事会社ならこれらの知識に詳しいのですが、購入後の相談では既に遅いケースも。物件の購入時にこれらの相談も同時にできるサービスもありますので、上手に活用するといいでしょう。
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