居間のリノベーションにはお金をかけたくない?
家族構成が変わった時や、居間が手狭になった時に建て替えに並ぶ選択肢として挙げられるリノベーション。建て替えよりも手軽に生活空間を一新するための手段として利用できます。安い価格で新築のように修繕した居間で寛げれば、気持ちも一新して生活に張りも出てきますよね。では建て替えより安く済むとは言っても、居間のリノベーションにはいくらくらいの予算を掛けられるでしょうか?今回は居間のリノベーションで考える予算をアンケート調査しました。
【質問】居間をリノベーションしたい…考える具体的な予算は?
【回答数】 100~500万円:71 / 500~1000万円:21 / 1000万~1500万円:4 / 1500万~2000万円:2 / 2000万以上:2
居間のリノベーションはとにかく安く済ませたい
アンケートの結果、リノベーションに掛けられる予算は100~500万円が最も多い結果となりました。
・なるべく安く済ませたい。高かったら建て直した方が良くなるから。(40代/女性/パートアルバイト)
・この金額が出せる金額の目いっぱいだからです。これ以上は無い袖は振れません。(30代/男性/会社員)
・今お金がないので、できる限り低価格でできることを考えたいから。(20代/女性/学生)
・柱と壁をなくして広い空間の居間を作りたいです。予算は200万円までです。(50代/男性/公務員)
・広さややり様はもうあまり幅がないと思うので、そこまでの費用は掛からないと思う(40代/女性/専業主婦)
最も多い意見は、とにかく安く済ませたいという要望でした。建て替えするほどの予算を用意できなくて、居間だけを安い予算でリノベーションしたいと考える人も居るようです。また、工事の規模としても大規模なものを想定していないため、安く済むだろうという考えもうかがえます。全体としてリノベーションには安さや小規模な工事を求める強い傾向が見てとれ、逆に大規模な修繕を行うくらいなら建て替えた方が良いと考える風潮があります。
居間は一番寛げる空間なので、お金を掛けて住み良い空間にしたい
アンケートの二位以降は、二位が500~1000万円、次いで1000~1500万円、1500~2000万円、2000万円以上と低予算から順に並ぶ結果となりました。
・全体的に古くなってきたので、壁紙の張替え、キッチンの取り替え、コンロの取り替えをしたい。(30代/女性/その他専門職)
・段差をなくし、広く使いやすい居間をリノベーションするには500万以上かかりそう。(40代/女性/専業主婦)
・上を見ればキリがないと思いますが、ある程度かけて住みやすくしたいから。(60代/女性/専業主婦)
・居間は家族が集まる広い空間なので、いくらでも手を加えることができるから。(60代/女性/専業主婦)
・リノベーションすると決めたなら値段より出来がうまかったらいいですね!(10代/女性/学生)
二位以下の結果も一位から引き続き低予算で順に並んでいるものの、居間には多少お金を掛けてでも住み良い空間にしたいという意見が多く見られました。なるべく低予算と考えつつも、キッチンも含めて全体的にリノベーションするためには500万以上かかると見積もる意見も見られます。逆に1000万以上を予算と考える回答は少数派ながら、余裕を持って満足するリノベーションにしたいという考えが見てとれます。
リノベーションは安くて頼れる建て替えに代わる味方
リノベーションを考える多くの人々が、予算を決定する上で重要な要素は安さであると今回のアンケートで示されました。回答者の大半がリノベーションを安く済ませたいと要望を持っており、予算を多く用意して大きく手を加えるリノベーションを行いたいと考える人はごく少数の回答に留まりました。リノベーションに高額な資金をつぎ込むよりは、建て替えを選択するという意見すらうかがえます。リノベーションには建て替えするほどでもない、必要最低限の修繕を安く済ませようと考える傾向が広まっているようです。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年02月16日~2016年03月01日
■有効回答数:100サンプル