わくわく夢のリノベーション!でもこんな点が心配…
建物の躯体を残して中身を一新するリノベーション。設備などを部分的に新しくするリフォームと違って間取りの変更まで可能で、新築するより少ない費用で新築同然の家が手に入るとして人気です。最近ではマンションだけではなく一戸建てのリノベーションも増えていますが、骨組以外はすべて交換という大工事だけに何かと心配もつきもの。そこで、皆さんは費用以外でどんな点を心配しているのか、アンケートをとってみました。
【質問】中古一戸建てをリノベーションする時に、費用以外で不安に思うポイントは何ですか?
【回答数】 施工期間:5 / 依頼する業者の選定:19 / 家の耐久性:55 / 施工後のサポート:18 / 害虫が出やすいかどうか:3
土台や柱は古いまま・地震が来ても大丈夫?
アンケートで最も多かった回答は「家の耐久性」で、半数を超える人が選択しています。
・家の新築とは違い、リノベーションだと、基礎的な建築材は継続使用するわけだから、耐久性が最大の注目点となる。(50代/男性/契約派遣社員)
・中古住宅なら、ある程度の経年劣化があるはずなので、耐久性は心配です。(30代/女性/専業主婦)
・古いイコール老朽化を疑ってしまうので、耐震面などで不安があるから。(20代/女性/パートアルバイト)
基礎や土台、柱など建物の根幹を支える部分はそのまま生かすのがリノベーション。それだけに築年数による経年劣化が気になりますし、古いものでは現在の建築基準を満たしていない場合もあります。特に日本は地震の多い国ですから、耐久性・耐震性に神経をとがらすのは無理もないこと。いくら見た目をきれいにしても、もしもの時の安全性が確保できないのでは困ってしまいますよね。そうならないためにはスケルトン(骨組のみになった状態)の段階で専門会社に検査してもらい、必要であれば補強することが大切でしょう。費用はかかってしまいますが、安心して住むためにはしっかり行いたいところですね。
手抜き工事・アフターケア・害虫…不安は尽きません
2番目に多かった回答は「依頼する業者の選定」で19パーセント、次いで「施工後のサポート」「施工期間」「害虫が出やすいかどうか」の順となっています。
・業者に確かな技術力と責任感があるのか、実際にたずさわる職人の腕は確かなのか。(40代/男性/会社員)
・ちょっと前によく、必要ない工事や手抜き工事をする悪徳業者が話題になっていたので(30代/女性/会社員)
・リノベして終わり、ではなくて、何か不都合があればすぐに対応してくれる業者にお願いしたいです。(40代/女性/パートアルバイト)
・リノベーションしている間の家賃負担も大きいので工期が気になります(30代/男性/自営業(個人事業主))・中古なので、害虫の出やすい家かどうか、必ず知っておく必要があり、出やすい家ではリノベーションに多額な費用を費やさないといけないから(30代/女性/専業主婦)
建築に関しては素人にはわからないことがたくさんあるだけに、業者選びは慎重にならざるを得ないでしょう。施工後のサポートも含め、高い技術と誠意を持った安心できる業者を選びたいものですね。工事中は仮住まいの家賃も必要になるため、工期に関しても相談できる業者ならさらに良いでしょう。また、リノベーションの場合は骨組みが古いままなので虫の発生も心配なところ。スケルトンの状態で害虫駆除を行う業者もいますから検討してみても良いかもしれませんね。
気になることがいっぱい!だからこそ信頼できる業者に頼みたい
新築よりも低予算で家を一新できるとあって、古くなった自宅の改築だけでなく、最近ではあえて中古住宅を買って自分好みにリノベーションして住む、という人も増えているようです。新たな生活に向けて夢が膨らむ楽しい作業ではありますが、安心して暮らすためには注意しなくてはならない点がたくさんあるでしょう。どんな点に気を付ける必要があるのか自分で情報を集めるのはもちろんですが、あらゆる相談に応えてくれる信頼できる業者を選ぶことが最も大切であるといえそうですね。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2015年10月15日~2015年10月29日
■有効回答数:100サンプル