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知らないと後悔!最新版 中古住宅購入、新築より注意すべき5つのポイント

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中古住宅購入の注意点×最新ローンとリフォームについて

近年、中古住宅(マンション・一戸建て)の売買が活発化しています。

中古住宅市場の活性化とリフォーム推進という国の政策の後押しに加え、メディアでの露出増加、そして何より消費者の意識変化が大きな要因です。新築物件へのこだわりが薄れ、中古住宅を購入してリフォームするという選択肢が一般的になりつつあります。

新築物件に比べて割安感があるのは最大の魅力であり、多くの金融機関も中古住宅ローンに力を入れています。しかし、中古マンション、中古戸建ての購入には、新築物件以上に注意すべき点が存在します。

新築物件以上に注意しなければいけない中古物件

ポイント1 中古住宅購入時のローンについて

マンションでも一戸建てでも、新築物件と中古物件の利用条件に大きな差はありません。

唯一大きく異なるのは、中古物件の場合、建築年が重要になる点です。具体的には、昭和56年6月1日以降に確認申請を提出している新耐震基準を満たしているかどうかがポイントになります。もちろん、それ以前の旧耐震基準の建物でも、耐震診断等で安全性が確認できれば問題ありません。

2025年における変化:住宅性能表示制度の活用

2025年現在、住宅性能表示制度がより浸透し、中古住宅の性能評価が可視化されるようになりました。耐震性はもちろん、断熱性、省エネ性なども評価されるため、購入判断の材料として活用されています。

中古住宅ローンにおいて、リノベーション済みの物件は、新築物件とほとんど変わりありません。問題となるのは、購入後にリフォームが必要な場合です。この場合、物件購入のための住宅ローンと、その後のリフォームローンという2種類のローンを組む必要が出てきます。

いわゆる「2階建てローン」と呼ばれるもので、特にリフォームローンが重要なポイントとなります。

ポイント2 中古住宅購入後のリフォームローン

従来、リフォームローンは、主に修繕を目的としたものでした。間取りの変更や、キッチン、バス、洗面、トイレなどの水回りの交換といった大規模な工事は、リフォームというよりも建て替えと捉えられていました。

そのため、リフォームにローンを組むという考え方が根付いておらず、リフォームローンという商品自体が十分に整備されていませんでした。しかし、2025年現在、状況は大きく変化しています。

2025年のリフォームローン事情と多様化について

リフォーム市場の拡大と、政府の住宅リフォーム促進策の後押しを受け、リフォームローンは多様化し、利用しやすくなりました。

  • 借入限度額の拡大
  • 多くの金融機関で、借入限度額が500万円から1000万円、あるいはそれ以上に引き上げられました。特に、省エネリフォームや耐震リフォームなど、政策に合致するリフォームに対しては、優遇金利や補助金が適用されるケースが増えています。
  • 期間の長期化
  • 返済期間も最長10年から15年、あるいは20年と長期化する傾向にあります。これにより、月々の返済額を抑え、無理のない返済計画を立てることが可能になりました。

  • 金利の低下と多様なプラン
  • 金利は依然として住宅ローンに比べて高めですが、競争激化により4%~6%から2%~5%程度まで低下しています。また、変動金利型、固定金利型、ミックス型など、多様なプランが提供されるようになり、個々のニーズに合わせた選択が可能になりました。
  • 担保の不要化
  • 一部の金融機関では、担保なしでリフォームローンを利用できるようになりました。これにより、担保の準備や手続きの手間が省け、より手軽にリフォームに取り組むことができます。

  • 住宅ローンとの一体化
  • 住宅ローンとリフォームローンを一本化できる商品も登場しています。これにより、金利や返済手続きが簡素化され、資金計画が立てやすくなりました。

  • 注意点
  • 金融機関の比較検討と専門家への相談

リフォームローンの選択肢が増えた一方で、金利や手数料、審査基準などは金融機関によって異なります。複数の金融機関を比較検討し、自身の状況に最適なローンを選ぶことが重要です。

また、リフォームの内容や費用、ローンの利用条件などについて、専門家(ファイナンシャルプランナー、リフォーム業者など)に相談することで、より適切な資金計画を立てることができます。

今後のリフォーム

今後、リフォームローンは、より多様化し、利用しやすくなることが予想されます。AIを活用したローン審査や、オンラインでの手続きの簡素化なども進むでしょう。

一方で、課題も存在します。

  • 情報格差の解消
  • リフォームローンの種類が多岐にわたるため、消費者が適切な情報を入手し、比較検討することが難しい場合があります。情報提供の充実や、専門家による相談体制の強化が必要です。

  • 悪徳業者の排除
  • リフォーム市場の拡大に伴い、悪徳業者による詐欺被害も増加しています。行政による監視体制の強化や、消費者への注意喚起が必要です。

中古住宅市場の活性化に向けた政策支援: 中古住宅の流通促進や、リフォームへの税制優遇など、さらなる政策支援が必要です。

まとめ

新築物件以上に注意しなければいけない中古物件

中古住宅の購入とリフォームは、新築物件に比べて費用を抑えながら、自分らしい住まいを実現できる魅力的な選択肢です。

リフォームローンの多様化と、住宅性能表示制度の活用により、中古住宅購入のハードルは大きく下がりました。しかし、賢い選択をするためには、十分な情報収集と、専門家への相談が不可欠です。これらのポイントを踏まえ、理想の住まいを実現してください。

住生活コンサルタント 小野 信一住生活コンサルタント 小野 信一

住生活コンサルタント 
小野 信一
ネクスト・アイズ株式会社

『こんな私に少しでも好感をもっていただけたら、あなたのお役に立てるかもしれません。メールやお問い合わせ、是非お待ちしております。』
一般消費者への家づくり情報を発信する「ハウスネットギャラリー」を運営する一方、「欠陥住宅を造らない会」、「ちっちゃな工務店クラブ」事務局も兼務。一般消費者への住まいの相談業務は2500人以上を数えます。
その豊かな実例をもとに“家づくり必勝法”(NHK出版)を発刊。
経済産業省 住宅産業関連ニュービジネス支援策検討委員会委員。 日本FP協会会員。

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