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水回りのリノベーションの注意点

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家の設備の中で一番気を使うのはお風呂場やキッチンなどの水回りではないでしょうか。匂いや汚れも気になりますが生活する上では必ず必要な設備のため、ついつい気になってしまう重要な設備です。そこでここでは水回りのリノベーションで気をつけるポイントをまとめていきたいと思います。

水回りのリノベーションの注意点

マンションの場合は規約などがある!

住まいとして、分譲マンションを利用している人も多いかと思います。ただし、マンションのリノベーションでは、規約について注意が必要です。マンションは集合住宅であり、他の住人と共同して建物を利用しています。そのため、水周りのリノベーションの施工が規約に反していないかどうか、配慮が必要なのです。特にマンションの構造部分に手を加えなければならないケースなどではマンションで定められた規約により、そのような工事の行為が禁止されている場合がほとんどとです。その場合は洗面台を増やしたり移動したりすることが難しくなりますので、事前に規約を確認した上で施工会社に相談すると良いでしょう。

キッチンは自分に合った高さにすることが必要

リノベーションで改良できる住宅設備の一つにキッチンがあります。調理を担当する人にとっては、リノベーションの計画の中でも特に、キッチン部分に強いこだわりを持つことでしょう。昨今の最新のキッチン設備には魅力的なものが多いです。ただし、キッチン設備を選ぶ際には、十分に要点を確認した上で、その設備を検討しなければなりません。注意すべき点としては、キッチンは自分に合った高さにする事が必要ということです。キッチンでの作業の利便性は、その高さに密接な関係があります。最適な高さは身長の半部に5から10cm足した高さと言われています。実際は腕の長さやスリッパの有無などで変わってきますので、実際に体験しながら決めていくのが良いでしょう。

配管の移動が必要な場合は注意!

水周りのリノベーションでは、水に関する設備に手を加える必要があります。水周りのリノベーション工事の内容によっては、配管の移動が必要になるかもしれません。そこで配管の移動を行う際には、注意すべき点があります。排水管は排水の機能を正常にするために、ある程度の勾配をつけなければなりません。排水管の移動で十分な勾配を確保できなければ、排水ができなくなるなどのトラブルが発生することがあります。配管に勾配を持ちながら移動を行うためには、床下に十分なスペースが必要となります。スペースによっては配管を移動できず水回りの場所を移動できなくなることもありますので、事前に確認しておきましょう。

住生活コンサルタント 小野 信一住生活コンサルタント 小野 信一

住生活コンサルタント 
小野 信一
ネクスト・アイズ株式会社

『こんな私に少しでも好感をもっていただけたら、あなたのお役に立てるかもしれません。メールやお問い合わせ、是非お待ちしております。』
一般消費者への家づくり情報を発信する「ハウスネットギャラリー」を運営する一方、「欠陥住宅を造らない会」、「ちっちゃな工務店クラブ」事務局も兼務。一般消費者への住まいの相談業務は2500人以上を数えます。
その豊かな実例をもとに“家づくり必勝法”(NHK出版)を発刊。
経済産業省 住宅産業関連ニュービジネス支援策検討委員会委員。 日本FP協会会員。

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