お風呂のリフォームは、多くの場合、古くなった浴室を新しくして、快適に入浴できるようにするのが目的でしょう。しかし、それだけでなく、浴室の掃除のしやすさも考えてリフォームすると、より快適な暮らしに繋がります。

汚れがつきにくい床！掃除もラクラク

浴室の掃除はどの部分であっても大変なものですが、中でも床の掃除で苦労をしている人は多いでしょう。お風呂は湿っていることが多いため、床に残った皮脂や石鹸カスが床の目地に入り込んで、カビが発生しやすいのです。掃除をするには、目地の部分も丹念に拭き取る必要がありますし、体勢もかがんで掃除する形になりますので大変です。
お風呂のリフォームをする場合は、床の掃除が楽になることも考慮する必要があるでしょう。表面が特殊加工された水はけが良いものや、目地が浅く広いものが売り出されています。そういった素材の床にすれば、汚れも付きにくいですし、ついた汚れもスポンジで軽く拭くだけで掃除できますので、かなり楽になるはずです。

イヤ～な掃除！排水口のストレスを除去

お風呂の中でも一番汚れが溜まる場所は排水溝です。どうしてもヌメヌメした状態になりがちですし、洗い場から流れた髪の毛が溜まるのも避けられません。もちろん頻繁に掃除をするのが効果的ですが、できれば手間をかけずに掃除を済ませたいのが本音でしょう。もしお風呂のリフォームをする場合は、見える部分を改善するだけでなく、見えない部分である排水溝の掃除のしやすさも同時に改善したいものです。
最近では、排水溝部分に設置するヘアキャッチャーも髪の毛がからまりにくいものに進化していますし、排水の水流が渦状に流れることで排水力が増し、汚れがつきにくいタイプもあります。専門家のアドバイスを参考にして、こだわってみるといいでしょう。

頑固なカビをつくらせない！換気扇が重要

お風呂のリフォームをする場合、換気扇についても真剣に検討する価値があります。通常の換気扇は、文字通り空気の入れ換えしかできません。そのため、浴室のカビの発生を効果的に防止するのは難しい面もあります。お風呂のお掃除で大変なものの一つはカビ取りです。カビ対策を徹底し、掃除を楽にするには、浴室暖房乾燥機を設置するのがお勧めです。暖房乾燥機は、単に換気をするだけでなく乾燥機能もあるため、入浴後の湿気をかなり抑えられます。その結果、カビの抑制にも繋がります。乾燥暖房機を設置すれば、雨の日に洗濯物を干せますので、スペースが有効活用できるメリットも得られるでしょう。