古民家リフォームの
相場費用やコストダウンの秘訣を大公開!
伝統的な和の趣ある古民家を、古い良さを残したまま時代に合わせて使いやすい空間やデザインへ改修するリフォームが注目を集めています。古民家といば、家を支える柱や梁がむき出しになっていて、それが経年変化で独特の色味や質感を醸し出します。その変化を楽しむことができるのが古民家の人気のポイント。そんな古民家リフォームをする際に、最も気になるのは費用感でしょう。
ここではそんな、古民家リフォームの相場費用からリフォームするポイントなどをご紹介します。
重要ポイント
- 古民家リフォームのポイント
耐震性と断熱性は必ず確認し改修 - 古民家リフォームの相場費用 最低でも1,000万円以上
- 古民家リフォームの経験が豊富な会社・担当者を選ぶこと
最低でも3社に相見積もりの上、担当者の対応スキルもしっかり比較する
快適な古民家にするためのリフォームポイント
生活しにくい箇所を使いやすく改修するのと合わせて、趣のある箇所は残す、そのバランスが何より重要です。魅力的な古民家へリフォームするためには、古民家ならではのデザイン性もさることながら、日常生活が暮らしやすい家になるよう、性能面も重視してリフォームしましょう。
建物| 築70年 木造在来工法 平屋 所在地| 神奈川県横浜市
リフォーム会社|(株式会社アイジーコンサルティング FULL HOUSE浜松)
耐震性は必ず確認・改修すること
古民家は現代の耐震性能に適応していない物件ばかりです。リフォームすることで、最新の耐震性を確保できるのは安心のポイントですね。
しかしここで気にすべきは、古民家が建てられた当時の耐震と現代の耐震では手法や考え方が異なるため、現代の耐震を古民家に取り入れるとかえって建物の強度を落としてしまうことも考えられます。また、折角の趣ある雰囲気を失ってしまっては残念ですよね。
リフォームする際は、古民家に詳しい専門家に依頼して、古民家独自の方法で耐震補強を行うことをおすすめします。
断熱・気密性も必要に応じて改修すること
現代のような断熱性や気密性の備わっていない古民家。隙間風や外気に左右される住環境が多いのも特徴。そんな古民家をリフォームする際は、断熱・気密性の改修を忘れずに行いましょう。
外壁・屋根や床に断熱材を施工する以外にも、窓や玄関からのすきま風も注意して、古民家のもつ趣とはトレードオフになりますが、サッシや玄関ドアの交換も検討すべきです。全て交換するとそれなりに費用が嵩むため、古民家の状況に応じて断熱工事も選ぶようにしましょう。
屋根や外壁をチェックして雨風をしっかり遮断する
屋根や外壁などの劣化によって、雨漏りトラブルなどが多いのも古民家の特徴。必ず、耐震性などをチェックする際に雨漏りの危険がないか確認してから改修工事を実施しましょう。
劣化状況によりますが、快適さだけではなく、家自体を長持ちにさせることにも関連するポイントです。
水廻りの交換や工事は必須
水廻りは日常生活で必需品となります。使いにくさが際立つのもこの水廻り。北側で最も寒い場所にキッチンが配置されているほか、建てられた当時のままの水廻りがついていることが多く、そのままでは日々苦労することは目に見えています。現在の水準には相容れない水廻り設備より、最新の設備に取り替えて家事等の効率を上げることは重要です。最新の商品は種類も豊富です、様々な商品を比較して選ぶこともできます。何より、日々使うからこそ煩わしさをなくして古民家の暮らしを満喫しましょう。リフォームを機に最新の設備に取り替えることは必ず検討すべき内容です。
梁あらわし天井で雰囲気を大切に
古民家で人気なのは立派な梁。その梁を利用したあらわし天井は非常に人気があります。風格あるインテリアパーツの1つです。それを利用して間接照明なども工夫すると、雰囲気あるライティング効果が期待できるのでおすすめです。
何より、リビングの天井に立派な梁がみられるだけで特別な空間に仕上がります。
ただし、古民家で使われていた梁は、現在の水準でそのまま構造材として活用するのは難しいことが多く、一般的には装飾目的の「化粧梁」とて活用されることが大半ということも、知っておいたほうが良いでしょう。
可能な限り、強度のしっかりした木材を再利用
古民家で使用されている柱や梁には、檜(ヒノキ)やケヤキなどが使われていることが多く、その強度は1,000年ほどと言われています。つまり古民家は、強度が強く基礎もしっかりした建造物と呼べるでしょう。
何より古民家らしい雰囲気を楽しむためにも、木材はぜひ再利用することをおすすめします。
古民家の建物自体の強度や使用されている木材を上手に活かしつつ、現在の暮らしに適した耐震や設備の交換なども含め、快適さを向上させることが必要な古民家リフォーム。
何より大切なのは古民家でどんな暮らしを実現させたいのか、どんな点を重視するのか等を明確にしておきましょう。
古民家リフォームの相場費用は最低でも1,000万円以上!
古民家をリフォームする際に最も気になるのは、工事費用です。
家の劣化状態によりますが、構造体まで工事するとなると上限が見えないほど多額のコストがかかります。場合によっては、すべての要望を叶えると公共事業なみのコストになる可能性があることは知っておきましょう。最小限の間取り変更と水廻り交換、最低限の断熱・耐震改修でも1,000万円を超える可能性が高いことは想定しておきましょう。
建物| 築60年 木造2階建て 所在地| 東京都新宿区
リフォーム会社|(大栄工業株式会社)
古民家は、耐震改修や屋根の葺き替え・内装工事など様々な工事を行います。部位ごとに費用の相場を見てみましょう。
耐震改修 | 約40万円~要見積 |
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金物の筋交い等で補強する場合は、約15万/坪 程度。基礎から全て補強する必要がある場合は、約20万/坪。上記は、工事費以外に、必ず実施する「耐震診断」の費用も含めた相場となります。大抵の場合は、築年も古く基礎の補強工事が必須になる場合がほとんどです。古民家の場合は、基礎がない場合も多くあり、ジャッキアップ等の方法で家を持ち上げて基礎や土台から作ることもあります。上記はあくまで参考として、耐震改修を実施する場合はきちんと専門家に相談しましょう。
断熱工事 | 約20~300万円 |
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徹底した断熱工事が必要な古民家。古民家の風合を残すことで見た目が美しくても、冬寒く光熱費のかかる家では元も子もありません。床、壁、天井などの各所に断熱材を施工することはもちろん、サッシも断熱性の高い複層ガラスのものを採用するなど、断熱工事は入念に行うことが重要です。サッシ交換も含めるとおおよそ50~200万円程度は見越しておきましょう。さらに床暖房など入れると上記に金額より更に費用が嵩みます。ただし、窓や玄関の交換に伴い、古民家ならではの風情が弱くなることは事前に理解しておきましょう。
瓦屋根から葺き替え工事 | 約60~200万円 |
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屋根をどの素材に変えるかによって、費用は大きく異なります。素材別の費用に工事費等を含めた金額が上記となります。一般的に補修費用は1箇所あたり約10,000円が相場となります。
・ガルバリウム鋼板:約1万円/m2
・化粧スレート:約4,500円/m2
・瓦の交換:約1万円/1枚辺り
外壁リフォーム | 約60~350万円 |
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古民家の場合は、既存の外壁材が持つ味わいを大切にしつつ、リフォームを図ることが優先して考えられます。最も多く実施されるのは外壁の塗装をしなおす「塗り替え」。既存が塗り壁であれば、調湿・防火・防水性に優れた漆喰を塗り重ねることがおすすめです。
また古民家には木材を張った「板張り」の外壁も多くみられます。板張りに使う木材は、耐久性などに優れたケヤキやヒノキが使われる事が多いです。ただ全てを張り替えると費用も高額になるため、既存の古い木材を再利用することも検討しましょう。その場合は、防虫性や耐食性のある天然素材の塗料を使うことをおすすめします。
内装リフォーム | |
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間取り変更 | 約25~450万円 |
バリアフリー工事 | 段差解消 約30万~/箇所 |
壁 | 60~400万円 |
壁を壊して下地からリフォームする場合。クロスや漆喰、珪藻土、塗り壁にするかによって費用は変わります。 | |
床 | 25~130万円 |
下地からリフォームし、湿気対策に床下に防湿コンクリートを敷設する場合。床材や下地の状況によって費用は変わります。 | |
解体費用 | 約250万~ |
内装リフォーム |
---|
間取り変更 |
約25~450万円 |
バリアフリー工事 |
段差解消 約30万~/箇所 |
壁 |
60~400万円 |
壁を壊して下地からリフォームする場合。クロスや漆喰、珪藻土、塗り壁にするかによって費用は変わります。 |
床 |
25~130万円 |
下地からリフォームし、湿気対策に床下に防湿コンクリートを敷設する場合。床材や下地の状況によって費用は変わります。 |
解体費用 |
約250万~ |
古民家リフォームの場合、耐震や断熱など確かに重要なリフォーム工事は多くありますが、やはり内装も重視したいものです。そんな古民家で家族のライフスタイルに合わせて使いやすい空間へ「間取り変更」を希望されるケースも多くあります。また間取り変更と合わせて、永く住むことを考えたバリアフリーという視点も非常に大切になります。
古民家は細かく間取りが区切られていることがほとんどです。特に水廻りのキッチンは居室とは切り離されているものが多く見られます。現代の暮らしに合わせて、家事動線なども考慮しLDKへの間取り変更をおすすめいたします。
また、内装のリフォームで忘れてはいけないのは「解体費用」。上記は、ほぼ全部を取り替えた場合の費用となります。解体費用は必ずかかりますので要注意。
古民家の雰囲気を活かした内装リフォームのヒント
- リビングでは「木」を多く取り入れて、天井の梁を見せるのがポイント。また、柱も太い木材を利用するとより古民家の雰囲気を味わうことができます。立派な梁や柱があるだけで一味も違うリビング空間が実現します。
- インテリアや設備も古民家に合わせて選択するのもポイント。例えば、レトロな照明器具や囲炉裏、障子なども古びた印象のものを選ぶと古民家の演出に一役かってくれます。
- 縁側を取り入れ、景観を楽しむ空間づくりもポイント。縁側を設置するだけで古民家の雰囲気が本格的になります。新設する場合は、縁側からの眺めを意識し、魅力的な風景が望めるような場所を選ぶといいでしょう。
水廻り一式交換する | 約400万円~ |
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システムキッチンへ交換 | 約100万~ |
システムバスへ交換 | 約160万~ |
洗面台交換 | 約50万~ |
トイレの交換 | 約35万~ |
水廻り設備を交換する場合や移設が必要な場合は、配管工事も必要となる場合があります。その場合は、約10~30万円ほど追加で費用が発生するため注意しましょう。
さて次は、古民家リフォームのコストをおさえるポイントをご紹介します。
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古民家リフォームのコストダウンの秘訣
先にもご紹介しましたが、古民家をリフォームする場合、耐震性や断熱性以外にも設備の取り替えなどで多くの費用がかかります。その費用を抑える秘訣を今回はご紹介しましょう。
コストダウンの秘訣は、主に以下の3点です。
- 住宅設備のグレードを検討すること
- 床・壁・天井など面積の広い部分は建材をよく検討すること
- 減税や補助金を活用すること
建物| 築82年 木造戸建て 所在地| 東京都台東区
リフォーム会社|(株式会社ホープス)
住宅設備などのグレードを抑えること
水廻りなどの住宅設備は、品質・デザイン・耐久性によって多くのグレードが用意されており、オプションと呼ばれる装置や装備も豊富にあります。優先度にもよりますが、設備のグレードをよく吟味し選ぶことでコストを抑えることが可能です。こだわりのある設備以外は、最新にこだわらずにリーズナブルな設備を探してみるといいでしょう。
商品を探す際のコツとして、最初から性能やデザインもグレードの高い商品を見ていくと、グレードを下げるという選択がしにくくなるため、中クラスの商品やリフォーム会社のおすすめの商品なども聞いて、見ていくようにすると適度なグレードと値段の商品が見つかるはずです。
床・壁・天井の材料もしっかり選ぶこと
面積が大きい床や壁・天井部分はコストに大きく影響するため、重点的に見直し検討することをおすすめします。
例えば、壁をリフォームする場合に、漆喰や珪藻土などの塗り壁よりクロス張りの方がコストが安く済みます。床なども同様に様々な素材があるので、快適性やお手入れのしやすさも重視しながらコストに応じて選ぶといいでしょう。
また、全てを同じ建材にする必要はありません。コストを考え、ひと目に付かない箇所(例えば屋根裏など)はコストの安価な建材を使うなど工夫することも大切です。先にお伝えした、古い木材を再利用される場合もコストダウンに繋がります。つまり、こだわる部分とそうでない部分を明確にるすことで100万単位でのコストダウンが期待できます。
減税や補助金を活用する
耐震やエコ・バリアフリーなどのリフォームは、国や市区町村で補助金制度が利用できます。古民家のリフォームでは、さらに利用できる補助金もあります。依頼するリフォーム会社などに相談して上手にコストダウンしていきましょう。
年度ごとで新しく制度などが発表されますが、どのような制度が利用できるか2018年度を例にとってご紹介します。
・省エネ改修(断熱リフォーム)補助金
住宅に高性能な断熱材や窓等を用いた断熱改修を行うことにより、一定の要件を満たす場合に国の補助金が交付されるものです。
※一定の省エネ効果(15%以上)が見込まれる高性能建材(指定の断熱材、ガラス、窓)を用いた断熱リフォーム
補助対象製品 | 補助率等 | 補助金の上限額 | |
---|---|---|---|
高性能建材(ガラス・窓・断熱材) | 補助対象経費の1/3以内 | 120万円/1戸 | |
家庭用蓄電池 | 設備費 | 3万円/kwh | 補助対象経費の1/3 |
工事費 | 補助対象経費の1/3以内 | 5万円/台 |
補助対象製品 |
---|
高性能建材(ガラス・窓・断熱材) |
補助率等 |
補助対象経費の1/3以内 |
補助金の上限額 |
120万円/1戸 |
補助対象製品 | |
---|---|
家庭用蓄電池 | |
補助率等 | |
設備費 | 3万円/kwh |
工事費 | 補助対象経費の1/3以内 |
補助金の上限額 | |
設備費 | 補助対象経費の1/3 |
工事費 | 5万円/台 |
補助対象製品 |
---|
家庭用蓄熱設備 |
補助率等 |
補助対象経費の1/3以内 |
補助金の上限額 |
5万円/台 |
耐震リフォーム支援制度
耐震に関するリフォーム。現行の耐震基準に適合する改修工事を行い、一定の要件を満たせたば所得税の控除・固定資産税の減税処置が受けられます。
所得税(投資型減税) | 最大控除額 | 制度期限 |
---|---|---|
25万円 | 改修工事を完了した日が 平成18年4月1日~平成33年12月31日 |
|
工事内容 | 現行の耐震基準に適合する耐震改修工事であること | |
住宅等の要件 | 自らが居住する自宅であり、昭和56年5月31日以前に建築されたものであること |
固定資産税の減額 | 減税 | 工事完了期間 |
---|---|---|
1/2を軽減 | 平成18年1月1日~平成32年3月31日 | |
工事内容 | 改修工事費用が50万円超であること | |
住宅等の要件 | 昭和57年1月1日以前から所在する住宅であること |
所得税(投資型減税) |
---|
最大控除額 |
25万円 |
制度期限 |
改修工事を完了した日が 平成18年4月1日~平成33年12月31日 |
工事内容 |
現行の耐震基準に適合する耐震改修工事であること |
住宅等の要件 |
自らが居住する自宅であり、昭和56年5月31日以前に建築されたものであること |
固定資産税の減額 |
---|
減税 |
1/2を軽減 |
工事完了期間 |
平成18年1月1日~平成32年3月31日 |
工事内容 |
改修工事費用が50万円超であること |
住宅等の要件 |
昭和57年1月1日以前から所在する住宅であること |
・バリアフリーリフォーム支援制度
高齢者や障がい者等が安全に暮らしていくために段差の解消などバリアフリー化を行うリフォーム。一定の要件を満たした改修工事を行うことで、所得税の控除・固定資産税の減税処置が受けられます。
所得税(投資型減税) | 最大控除額 | 制度期限 |
---|---|---|
20万円 | 改修後の居住開始日が 平成21年4月1日~平成33年12月31日 |
|
工事内容 | 以下1〜8のいずれかに該当するバリアフリー改修工事 | |
標準的な工事費用相当額から補助金等を控除した額が50万円超であること | ||
1.通路等の拡幅 2.階段の勾配の緩和 3.浴室改良 4.トイレ改良 5.手すりの取付け 6.段差の解消 7.出入口の戸の改良 8.滑りにくい床材への取替え | ||
住宅等の要件 | 以下1~4のいずれかが所有し居住する住宅 | |
改修工事完了後6カ月以内に入居、床面積50m2以上 | ||
1.50歳以上 2.要介護・要支援の認定を受けている 3.障がい者 4.65歳以上の親族または2もしくは3に該当する親族のいずれかと同居している者 |
所得税(ローン型減税) | 最大控除額 | 制度期限 |
---|---|---|
62.5万円 | 改修後の居住開始日が 平成21年4月1日~平成33年12月31日 |
|
工事内容 | 以下1〜8のいずれかに該当するバリアフリー改修工事 | |
対象となるバリアフリー改修工事費用から補助金等を控除した額が50万円超であること | ||
1.通路等の拡幅 2.階段の勾配の緩和 3.浴室改良 4.トイレ改良 5.手すりの取付け 6.段差の解消 7.出入口の戸の改良 8.滑りにくい床材への取替え | ||
住宅等の要件 | 以下1~4のいずれかが所有し居住する住宅 | |
改修工事完了後6カ月以内に入居、床面積50m2以上 | ||
1.50歳以上の者 2.要介護または要支援の認定を受けている者 3.障がい者 4.65歳以上の親族または2もしくは3に該当する親族のいずれかと同居している者 |
固定資産税の減額 | 減税 | 工事完了期間 |
---|---|---|
1/3を軽減 | 平成19年4月1日~平成32年3月31日 | |
工事内容 | 以下1〜8のいずれかに該当するバリアフリー改修工事 | |
対象となるバリアフリー改修工事費用から補助金等を控除した額が50万円超であること | ||
1.通路等の拡幅 2.階段の勾配の緩和 3.浴室改良 4.トイレ改良 5.手すりの取付け 6.段差の解消 7.出入口の戸の改良 8.滑りにくい床材への取替え | ||
住宅等の要件 | 以下1~3のいずれかが所有し居住する住宅 | |
改修工事後の床面積が50m2以上280m2以下 | ||
新築された日から10年以上を経過した住宅であること(賃貸住宅除く) | ||
1.65歳以上 2.要介護・要支援の認定を受けている 3.障がい者 |
所得税(投資型減税) |
---|
最大控除額 |
20万円 |
制度期限 |
改修後の居住開始日が 平成21年4月1日~平成33年12月31日 |
工事内容 |
以下1〜8のいずれかに該当するバリアフリー改修工事 |
標準的な工事費用相当額から補助金等を控除した額が50万円超であること |
1.通路等の拡幅 2.階段の勾配の緩和 3.浴室改良 4.トイレ改良 5.手すりの取付け 6.段差の解消 7.出入口の戸の改良 8.滑りにくい床材への取替え |
住宅等の要件 |
以下1~4のいずれかが所有し居住する住宅 |
改修工事完了後6カ月以内に入居、床面積50m2以上 |
1.50歳以上 2.要介護・要支援の認定を受けている 3.障がい者 4.65歳以上の親族または2もしくは3に該当する親族のいずれかと同居している者 |
所得税(ローン型減税) |
---|
最大控除額 |
62.5万円 |
制度期限 |
改修後の居住開始日が 平成21年4月1日~平成33年12月31日 |
工事内容 |
以下1〜8のいずれかに該当するバリアフリー改修工事 |
標準的な工事費用相当額から補助金等を控除した額が50万円超であること |
1.通路等の拡幅 2.階段の勾配の緩和 3.浴室改良 4.トイレ改良 5.手すりの取付け 6.段差の解消 7.出入口の戸の改良 8.滑りにくい床材への取替え |
住宅等の要件 |
以下1~4のいずれかが所有し居住する住宅 |
改修工事完了後6カ月以内に入居、床面積50m2以上 |
1.50歳以上 2.要介護・要支援の認定を受けている 3.障がい者 4.65歳以上の親族または2もしくは3に該当する親族のいずれかと同居している者 |
固定資産税の減額 |
---|
減税 |
1/3を軽減 |
工事完了期間 |
平成19年4月1日~平成32年3月31日 |
工事内容 |
以下1〜8のいずれかに該当するバリアフリー改修工事 |
対象となるバリアフリー改修工事費用から補助金等を控除した額が50万円超であること |
1.通路等の拡幅 2.階段の勾配の緩和 3.浴室改良 4.トイレ改良 5.手すりの取付け 6.段差の解消 7.出入口の戸の改良 8.滑りにくい床材への取替え |
住宅等の要件 |
以下1~3のいずれかが所有し居住する住宅 |
改修工事後の床面積が50m2以上280m2以下 |
新築された日から10年以上を経過した住宅であること(賃貸住宅除く) |
1.65歳以上 2.要介護・要支援の認定を受けている 3.障がい者 |
・省エネリフォーム支援制度
既存住宅における省エネ性能を高めるために行うリフォーム。一定の要件を満たした改修工事を行うことで、所得税の控除・固定資産税の減額措置が受けられます。
所得税(投資型減税) | 最大控除額 | 制度期限 |
---|---|---|
20万円/35万円 * * 省エネ改修工事と併せて、太陽光発電設置工事を行った場合 |
改修後の居住開始日が 平成21年4月1日~平成33年12月31日 |
|
工事内容 | 以下1の工事または1と合わせて2.3.4の工事いずれかを行った場合 | |
以下3.4を含む、省エネ改修の工事費用相当額から補助金等を控除した額が50万円越えであること | ||
1.全ての窓の断熱工事 2.床/天井/壁の断熱工事 3.太陽光発電設備設置工事 4.高効率空調機/高効率給湯器/太陽光利用システム 設置工事 | ||
住宅等の要件 | 自ら所有し居住する住宅で、改修工事の床面積が50m2以上 | |
改修工事後完了後6カ月以内に入居すること |
所得税(ローン型減税) | 最大控除額 | 制度期限 |
---|---|---|
62.5万円 | 改修後の居住開始日が 平成20年4月1日~平成33年12月31日 |
|
工事内容 | 以下1の工事または1と合わせて2の工事いずれかを行った場合 | |
改修工事後の断熱等性能等級が現状から一段階相当以上 上がること | ||
以下3.4は含まず、対象となる省エネ改修工事費から補助金等を控除した額が50万円越えであること | ||
1.全ての窓の断熱工事 2.床/天井/壁の断熱工事 3.太陽光発電設備設置工事 4.高効率空調機/高効率給湯器/太陽光利用システム 設置工事 | ||
住宅等の要件 | 自ら所有し居住する住宅で、改修工事の床面積が50m2以上 | |
改修工事後完了後6カ月以内に入居すること |
固定資産税の減額 | 減税 | 工事完了期間 |
---|---|---|
1/3を軽減 | 平成20年4月1日~平成32年3月31日 | |
工事内容 | 以下1の工事または1と合わせて2の工事いずれかを行った場合 | |
以下3.4は含まず、対象となる省エネ改修工事費から補助金等を控除した額が50万円越えであること | ||
1.全ての窓の断熱工事 2.床/天井/壁の断熱工事 3.太陽光発電設備設置工事 4.高効率空調機/高効率給湯器/太陽光利用システム 設置工事 | ||
住宅等の要件 | 平成20年1月1日以前から所在する住宅で改修工事後の床面積が50m2以上280m2以下 |
所得税(投資型減税) |
---|
最大控除額 |
20万円/35万円 * * 省エネ改修工事と併せて、太陽光発電設置工事を行った場合 |
制度期限 |
改修後の居住開始日が 平成21年4月1日~平成33年12月31日 |
工事内容 |
以下1の工事または1と合わせて2.3.4の工事いずれかを行った場合 |
以下3.4を含む、省エネ改修の工事費用相当額から補助金等を控除した額が50万円越えであること |
1.全ての窓の断熱工事 2.床/天井/壁の断熱工事 3.太陽光発電設備設置工事 4.高効率空調機/高効率給湯器/太陽光利用システム 設置工事 |
住宅等の要件 |
自ら所有し居住する住宅で、改修工事の床面積が50m2以上 |
改修工事後完了後6カ月以内に入居すること |
所得税(ローン型減税) |
---|
最大控除額 |
62.5万円 |
制度期限 |
改修後の居住開始日が 平成20年4月1日~平成33年12月31日 |
工事内容 |
以下1の工事または1と合わせて2の工事いずれかを行った場合 |
改修工事後の断熱等性能等級が現状から一段階相当以上 上がること |
以下3.4は含まず、対象となる省エネ改修工事費から補助金等を控除した額が50万円越えであること |
1.全ての窓の断熱工事 2.床/天井/壁の断熱工事 3.太陽光発電設備設置工事 4.高効率空調機/高効率給湯器/太陽光利用システム 設置工事 |
住宅等の要件 |
自ら所有し居住する住宅で、改修工事の床面積が50m2以上 |
改修工事後完了後6カ月以内に入居すること |
固定資産税の減額 |
---|
減税 |
1/3を軽減 |
工事完了期間 |
平成20年4月1日~平成32年3月31日 |
工事内容 |
以下1の工事または1と合わせて2の工事いずれかを行った場合 |
以下3.4は含まず、対象となる省エネ改修工事費から補助金等を控除した額が50万円越えであること |
1.全ての窓の断熱工事 2.床/天井/壁の断熱工事 3.太陽光発電設備設置工事 4.高効率空調機/高効率給湯器/太陽光利用システム 設置工事 |
住宅等の要件 |
平成20年1月1日以前から所在する住宅で改修工事後の床面積が50m2以上280m2以下 |
※上記は、2019年3月1日時点の情報です。実際にご計画を進める際に、最新のリフォーム情報をご確認ください。
上記のような補助金や支援制度はリフォームを計画する際に、必ずご自身でもチェックすることをおすすめします。上手に活用すれば、コストを抑えることに繋がります。
ここでご紹介したコストダウンのコツについて大事なことは、リフォームの優先度を明確し、こだわる箇所とある程度の箇所をしっかり選別することです。その上で、リフォームをお願いするリフォーム会社がコスト面についても知識や経験を基に対応してくれる会社であることが望ましいです。
続いては、古民家リフォームを依頼するリフォーム会社の選び方についてご紹介します。
\古民家リフォームの費用やリフォーム会社選びについて/
古民家リフォームの依頼先は必ず相見積もりで比較
リフォーム会社選びは非常に重要です。古民家リフォームに積極的に取り組んでいる会社を探すことで古民家の問題やリフォームすべき箇所を明確にすることも、コスト面で相談することも、経験を基にした的確なアドバイスが期待できます。
また古民家は古い木材を使うため、その地域の気候に詳しい会社であれば湿気や乾燥など土地の環境に合わせた工夫もお手のものです。
全く実績のないリフォーム会社に依頼をすると全て調べながら進めるため、スムーズに進まないことが予想されます。耐震・断熱・湿気・シロアリなど基本的なことから始まり、費用をおさえるアイディアも補助金などの専門的なことも慣れていない分、お客様自身でハンドリングしなければならない状況が多くなるかもしれません。
POINT1 徹底した情報収集と最低3社へ相見積もりを依頼する
ではどのように経験豊富なリフォーム会社を選ぶのかというと、徹底した情報収集に始まり、最低でも3社へ相見積もりを依頼し比較して選びましょう。相見積もりの簡単な流れは以下をご覧ください。
(1)古民家リフォームの情報収集を徹底的に行う
リフォームの情報サイト(ポータールサイト)を使うとさまざな会社情報も掲載されているので便利です。
(2)相見積もりを依頼する会社を3~5社決める
比較する対象が多いと選べなくなるので、最大でも5社にしておくことをおすすめします。
(3)何日までと決めてプランと見積もりを依頼
現地調査が必要なため、スケジュールはしっかり管理すること。現地調査から、最短でも2週間~1ヶ月は時間を取るようにしましょう。
(4)各社の見積もりがそろったら、比較検討
各社それぞれに見積書のフォーマットが異なるため、項目ごとで各社を比較すると費用面の比較はしやすくなります。またこの時点で重要なのは、分からないことをそのままにせず納得できるまで質問して解消するように心がけましょう。
POINT2 リフォーム会社への対応ポイント
・相見積もりの場合は、各社同じ条件で話をする
全社同じ条件にしなければ比較するのも一苦労です。条件を一緒にするために、要望を紙にまとめて会社数分用意し、打ち合わせの際に渡すといいでしょう。既存の図面があればそれに書き込むのもイメージに繋がりやすく効果的です。
・プランや見積もりの良し悪しだけでなく、担当者の対応能力も比較する
5社程を同一条件で比較すると、不思議と見えてくるのが各社の対応力の違いです。
提案も期日ギリギリまで提出しない会社もあれば、連絡をマメにとり要望以上のプラスアルファが見られる会社もあります。
このようにプランや見積もりの内容だけでなく、担当者の対応力も注目してみるといいでしょう。
古民家リフォームの実績をしっかり調べ、数社を比較することで、適したリフォーム会社を選ぶことが可能です。
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