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DIYリノベーションのデメリット ~工事の可・不可をしっかり把握する

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前回に引き続き、最近なにかと話題のDIYリノベーションについて、今回はデメリットをご紹介いたします。

DIYリノベーションのデメリット

DIYリノベーションのデメリット

DIYリノベーションは、いいことづくめのように見えますが、素人の工事ゆえできること、できないことがあります。

電気・ガス・水道など勝手に変更してはいけません

工事資格が必要な電気工事・ガス工事・水道工事などは、勝手に行なってはいけません。
間違った方法で手を加えてしまうと、漏電・ガス漏れ・漏水などが発生してしまう危険があります。万が一、DIYリノベーション工事で、火災や爆発、漏水などが発生してしまうと、たくさんの方々に迷惑をかけてしまうほか、損害保険の約款から、損害保険金のお支払いをすることができません。同様に、構造や防水に関連する部分(例:建物の構造を支える柱や壁を抜く、外壁と室内に貫通する穴を開ける)場合、万が一建物が傾いたり雨漏りしても瑕疵保険による保険金のお支払いもできなくなってしまいます。

費用がかかるからといって、なんでも自分でやってしまうのは絶対にいけません。

住みながらのDIYリノベーションは難しい

DIYリノベーションに限らず、大規模なリノベーションの場合、生活しながら工事を進めていると、段取りよく工事が進まず大きなストレスがかかります。
同じように、働きながら行うリノベーションでは、工事が思うよう進まない事が多く、途中で工事を断念してしまう例もたくさんあります。

DIYで素敵な住まいに変えようと思うなら、まずは長期的な計画づくり。そして、工事完了まで必要な時間と体力をしっかり見極めておくことです。

近隣の方々には十分に配慮しましょう。

マンションに限らず、夜中や明け方に音を出すDIYリノベーションは絶対にいけません。日中でも工事中は騒音が発生することから、近所トラブルを避けるためにも工事をする日と時間を決め、菓子折りでも持参して挨拶に行きましょう。

マンションの場合、管理規約をしっかり確認

マンションの管理規約で定められている禁止事項に該当する工事を行なってはいけません。管理規約については、必ず最新の管理規約を参照して、分からないことがあれば管理組合に相談して工事が可能かを聞くことが重要です。
もちろん、共用部分の工事はできませんので、共用部分がどこまでとなり専有部分がどこまでになるのか、事前に確認しておきましょう。違反を犯したりトラブルを招いたりすると、最悪の場合マンションからの退去を求められます。

あくまで、礼儀正しくDIYリノベーションすることを心がけましょう。

次回は、DIYリノベーョンにあたって注意することについて解説します。

住生活コンサルタント 早坂淳一住生活コンサルタント 早坂淳一

住生活コンサルタント 
早坂淳一
ネクスト・アイズ株式会社

大手百貨店にてクレジットカード事業の立ち上げやポイントカードシステムの運用、全店販促支援システムの運用、売場リニューアルブロジェクトなど、新規事業を中心とした業務に従事。 その後、携帯キャリア店舗改善プロジェクトや不登校児童・生徒活動支援プロジェクト、工務店支援プロジェクトに従事したのち、工務店にて営業を経験し、現在は第三者機関ネクスト・アイズにて、住宅コンサルタントとして活躍中。

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