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お風呂リノベーションの前に!お風呂での事故が多いこと知っている?

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お風呂場のリノベーションをする場合、最新の機能や見た目の美しさを求めるだけの工事ではなく、事故を防ぐという観点からも考えてみましょう。そのようにリノベーションされたお風呂は、長い年月が経っても使いやすく、快適な空間を維持できます。では、安全で快適に使用できるお風呂場とは、具体的にどんなものでしょうか?

お風呂リノベーションの前に!お風呂での事故が多いこと知っている?

実は多い!?家庭内事故はお風呂の中で起こる!?

高齢者が事故で亡くなる場合、その多くが家庭内で起きる事故が原因です。その中でもお風呂場での事故率はかなり高く、転倒による脳挫傷や急激な温度変化が原因の心筋梗塞、脳梗塞、失神による溺死などで多くの方が亡くなっています。お風呂場での事故死は、交通事故で亡くなった人の数に匹敵するほど多いのが現状です。
最近はお風呂場での事故が起きないような製品が開発され、多くの住宅で取り入れられるようになってきました。これからお風呂場の安全性を考えたリノベーションを考えるなら、まずは寒さ対策や転倒対策を優先して考えてみるようにしましょう。自宅のお風呂場を事故が起こる危険性のある場所としてではなく、安心してリラックスできる場所として利用していきたいですね。

お風呂での寒さ対策をしっかり!ヒートショックを防いで

暖房をしていない冬場の脱衣所や浴室内は、暖房している居間などに比べるとその温度差がかなりあります。寒い脱衣所や浴室内で血圧は急上昇し、その後の熱い湯船に浸かることで急降下するため、心臓や脳の血管にかなりの負担がかかります。このような血圧の乱高下や脈拍の変動を、「ヒートショック」と言います。ヒートショックによる突然死のリスクを抑えるには、入浴前に脱衣所や浴室内を充分に暖め、それから入浴するといいでしょう。お風呂場のリノベーションで暖房器具を導入するなら、換気と暖房機の機能を併せ持つものを選択するとお風呂場内がスッキリとまとまり、かつ機能的にも充実します。最近ではさらに衣類乾燥、涼風などの機能を備えた多機能の機種が人気です。形も天井型タイプや壁掛けタイプなど、見た目や使いやすさ、設置環境に合わせて選択が可能です。また、洗面所(脱衣所)に暖房器具を置きたい場合、スペースが狭い、邪魔になるなどの理由で暖房器具の置き場所に困る場合があります。リノベーションする際は、洗面所(脱衣所)専用のすぐに暖まる壁掛けタイプの暖房器具の設置を検討してみるといいでしょう。

お風呂での転倒対策!すべりにくい床

お風呂場での転倒もまた怖い事故の1つです。お風呂場の床は濡れていることが多く、水やセッケンなどで大変すべりやすくなっています。裸という無防備な状態での転倒は危険が多く、ガラスドアやバス用品、水栓金具などに体をぶつけて、思わぬ大きな事故になってしまう可能性もあります。
お風呂場のリノベーションを考えるなら、少しざらっとした感触のすべりにくい床に改修すれば、このような転倒事故を最小限に防げます。さらに最近の床材は、乾きやすい、床がひやっとしないなどの機能性の高いものも販売されています。
また、高齢者のいる家庭ではさらに安全を考えた転倒防止対策をすると安心できます。具体的には、「お風呂場のドアを強化ガラスかアクリルパネルにする」、「脱衣所との段差を少なくする」、「浴槽を入りやすい浅いタイプのものにする」、「壁に手すりをつける」などの様々な工夫で高齢者の身を守ってくれます。

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