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減築リフォームで固定資産が抑えられる

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リフォームやリノベーションというと、建物の大きさを変えずにグレードを上げることや、増築のイメージが強いかもしれませんが、建物を小さくする減築リフォームも最近では注目されてきています。建物をわざわざ小さくするリフォームにはどんなメリットがあるのでしょう?

減築リフォームで固定資産が抑えられる

余計な出費?マイホームの固定資産税

減築リフォームのメリットの一つに、固定資産税の軽減があげられます。固定資産税は市町村税で、土地や建物を所有している人が継続して負担する税金です。居住用の減税措置はありますが、土地や建物それぞれに固定資産税評価額が付され、それに一定税率を掛けて納税金額が決まります。固定資産税評価額は、3年に一度、時価変動などを反映するために改定されます。仮に大きな住居のうちまったく使っていない部分があったとしても、その部分に対する固定資産税の負担を免れることはできません。この場合は、固定資産税には余計な出費が含まれてしまうのです。余計な出費をなくすために、不要な部分を減築によって取り除けば、固定資産税の節税に繋がります。

減築のリフォーム費用とこれからかかる費用を比較してみて

余分な固定資産税を支払う必要がなくなるといっても、減築する場合はリフォーム代がかかります。その支出と節税額を比較して考える必要があるでしょう。固定資産税の標準税率は1.4%で、中古建物の固定資産税評価額は時価の4割から6割程度になると言われています。
そのため、10年分の建物の固定資産税は、時価の7%程度になると考えられます。都市計画税を支払っている地域に住んでいれば、合わせて約10%弱程度になります。減建リフォームのコストがこれを下回るようであれば、リフォームの出費を十分カバーできる節税効果が得られます。仮に同程度だったとしても、リフォームによって快適に過ごせるようになることを考えるとリフォームする方がメリットは大きいでしょう。

リタイア後の夫婦には減築リフォームがいいかも?

減建リフォームのメリットは、固定資産税が節税できるだけではありません。減建によって家全体がコンパクトになり住みやすくなるメリットもあります。特に、以前は子供も含めて大きな家に住んでいたが、子供が独立して空き部屋が多くなったリタイア後の夫婦などは、余分な部屋を減築で削ると効果的です。

使っていない部屋であっても、定期的に空気の入れ替えをし、掃除をしなければいけません。その労力は老後になると大変です。減築には、その余分なメンテナンスの労力を減らしてくれる効果もあるのです。二階建てを平屋に減築すれば、階段の移動からも解放されます。

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