中古マンション購入＋リフォーム成功のポイントについて8回にわたってご紹介してきました。実は筆者（一級建築士Yuu氏）も中古マンションを購入、リフォームを行って長年住んでいました。筆者が購入したのは築20年のマンションで、スケルトンまで解体し、いちから間取りやインテリアを作り上げました。現在は、仕事の関係で新築のマンションへ移ったのですが、最初に感じたことは、自分仕様になっていない家は、なんてストレスが溜まるのだろうということです。今回は、中古マンション＋スケルトンリフォームと新築での暮らしで感じたこと、その違いをご紹介します。

自分仕様の住まいの暮らしやすさ、筆者が体験した新築との違い

中古マンション購入の際は、初めからスケルトンリフォームを前提にしていましたので、元の間取りはそれほど気にせず、希望のリフォームができるかどうか、例えば間取りを自由に変えられる構造か、水まわりの移動距離が取れるか、希望の床材で既定の防音性能がクリアできるかどうかなどを事前に確認し、駅近で通勤がしやすい場所にある物件を選びました。

またこだわったのは収納、そしてメリハリのあるこだわりのインテリアを実現することです。収納は、玄関には大型収納を設置、ブーツや傘が多いので全てを収納できるように計画、また寝室には６畳の大型ウォークインクローゼットを作って、全ての衣類とバッグをまとめて収納しました。その中には婚礼タンスなども組み込み、まさに自分が本当に使いやすい収納計画になっていました。インテリアはタイルにこだわり、洗面、トイレはホテルライクなイメージで、海外から取り寄せたタイルを張り、朝の時間を気持ちよく過ごせるようにしました。

キッチンは対面でベランダの緑を眺めながら料理ができるようにし、収納はすぐ手が届くところに大きな家電置き場、吊り戸棚は開け放しで使えるように跳ね上げ扉としました。またお風呂が大好きなので、通常より大きめのバスを入れ、開放感を出すため廊下に面した壁に窓を付けるなど、まさに自分のためのオリジナルな住まいを作ったので、何をするにもストレスを感じることなく、毎日がとても快適でした。

新築に移り、もちろん全てが新しくピカピカなのですが、クローゼットは不足し、玄関にはブーツがあふれ、キッチンの吊り戸棚はつい開けっぱなしにして頭をぶつけてしまい、お風呂は小さく寂しく。大きな不満があるわけではないのですが、これまで自分の暮らしと好みにぴったりとした住まいを経験してきた私には、暮らしにくさを感じる結果となりました。

理想の我が家を作るためには、良い専門家パートナーを見つけること

中古マンション＋リフォームなら、本当に自分たちが暮らしやすい理想の住まいが作れます。しかしそのためには、それぞれのタイミングでベストなアドバイスをしてくれる専門家が必要です。
例えば物件を購入する際には、リフォーム向きの物件かどうかの調査、購入時に問題が無いかのチェック、自分にあったリフォーム会社の候補選び、お得なローン制度の紹介、中古マンション＋リフォームの場合は、購入前にリフォームの費用を算出し、ローン審査の申請手続きに必要な書類の作成も必要です。また良い家づくりをするためには、業者選びやプラン作りにある程度時間を掛けることも必要です。

これらのことを専門家がパートナーとしてアドバイスをくれながら、物件が見つかった時点でリフォーム費用を算出してくれ、ローン申請後にゆっくり理想の家づくりができるワンストップサービスもあります。良いパートナーを見つけて、後悔の無い理想の住まい作りをしていって頂ければと思います。

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