デザイン面が気にされがちなリノベーションですが、機能面を強化しつつデザイン面も高めるというリノベーションもあります。ここでは寒い場所ならではのリノベーションについてご紹介します。

リノベーションでできる寒さ対策

寒い空気が入ってくる入り口として大きいのが窓です。雪国などでは窓を二重にしていることもありますが、それも同じ理由からです。リノベーションで窓をオシャレにする方法はよくありますが、寒さ対策としてはサッシ部分やすき間に断熱材を仕込むのが一番効果的です。今は吹きかけるタイプの断熱材もあるので、窓以外にも天井や壁に対策をしておくのも良いでしょう。また、外に突き出ているタイプの窓であれば内窓を付けることでの対策も可能です。また、通常の窓であれば外窓をつけるという方法もあり、こちらも同様に寒い空気を中にいれにくくするという効果もあります。多くの寒さ対策は見た目よりも機能重視のため、寒さ対策をした上でその部分を隠しながら雰囲気を出すリノベーションをすることが良いでしょう。

断熱リノベーションの費用は？

費用に関してはどの部分をリノベーションするかによって金額が変わってきます。リノベーションとして行う場合、フローリングを取り替える際に断熱材を一緒に入れることが一石二鳥でできます。10～15畳の変更で10万円前後で行うことができるので、一気に部屋の雰囲気を変えながら断熱効果をもたらすことができます。また、壁よりも安価に行うことができる天井裏に断熱材を仕込む対策ですが、標準の家であれば30万円前後で対策をすることができます。断熱材は冬の寒い空気だけでなく、夏の暑い空気も和らげることができるのでエコという観点では1年中効果をもたらすものと考えられます。

床に暖房機能を！床暖房リノベーションの費用は？

床暖房の費用を考えるときに、床暖房に取り替える費用と床暖房を使うことでかかる費用の2種類があります。床暖房の設置で考えると1畳あたり約5、6万円程度かかるため、リビングを床暖房にする際は60万円程度かかることが想定されます。冬にリビングで使う際は1.5万円程度月間でかかるため、標準の光熱費にその金額分のみ追加でかかってしまうことになります。もちろんどの広さの部屋を床暖房にするのかや、床暖房の使い方で大きく金額が変わってくるので一度見積もりをとってみる必要はあるでしょう。